憲法と地方自治守る共同をさらに発展させよう
「戦争する国づくり」許さない
自治労連第37回定期大会 2015年8月23~25日・愛知県名古屋市
「『戦争する国づくり』断固阻止に向け、あらゆる一点共闘を広げよう」のスローガンを掲げた自治労連第37回定期大会が8月23~25日、名古屋市内で開催されました。22日の補助組織・部会の事前会議を含め、のべ3200人を超える参加者で、女性代議員の比率は24.47%でした。3日間の討論で75人が発言し、2015年度運動方針を含む全議案が賛成多数で採択・承認されました。
一点共闘をさらに広げ民主的自治体建設を
執行委員長代行あいさつ 要旨 自治労連中央執行委員長代行 猿橋 均
みなさんが、地域から自治労連運動をすすめていただいていること、そしてみなさんを送りだしていただいた職場の仲間に、心よりお礼を申し上げます。
大会参加者に元気をプレゼント
現地熱烈歓迎行事
▲「荒馬」を披露する「保育の充実を求める」署名実行委員会の仲間
大会1日目の昼休み。愛知の現地実行委員会が2つの歓迎企画をプレゼントしてくれました。
【全掲載】代議員の発言要旨(敬称略)
職場要求の実現に奮闘する全国の仲間の姿が
青年のつながりと成長を確認できた青年部大会
市江 弥生(青年部)
青年部は「おきプロNEXT」の経験をいかし、各地で交流会が活発に行われ、つながりをさらに発展させ、青年部再建・新青年部結成や単組役員になるなど、青年は成長している。青年部は短いサイクルで世代交代する組織であり、どう運動をすすめるのか悩む青年も増えている。単組のみなさん、青年の率直な思いを聞き、先輩方の経験を青年につないでほしい。
来夏までに全自治体へ憲法キャラバンを
総括答弁 書記長 中川 悟
討論には75人が参加、青年・女性の発言もめだった。要望についての現時点での執行委員会の考え方と討論の特徴を述べる。
ようこそ 自治労連に新しい風
新規加入承認の4組合
「自治労連第37回定期大会」において、新たに4単組の加入が承認されました。「要求前進にむけ奮闘する」「あらゆるつながりをたどり組織拡大を」「勤務体制改善」など、働きやすい職場環境をめざして、また組織拡大に向け奮闘することを決意した新しい仲間たち。会場は全国の仲間たちのあたたかい握手に包まれました。
十勝地域7町で懇談 憲法キャラバン
北海道自治労連
▲中央奥は士幌町・小林康雄町長
北海道自治労連は憲法キャラバンを5月にスタートし、8月上旬までに昨年訪問できなかった117自治体のうち30自治体を訪問しました。
核兵器のない平和で公正な世界のために
被爆70年を核兵器廃絶の転機に
▲8月9日閉会総会の様子
戦後・被爆70年の節目の年、戦争法案をめぐる緊迫した情勢のなか、原水爆禁止2015年世界大会・長崎大会が8月7日~9日、長崎市民体育館を主会場に開催されました。大会では、各国政府代表の報告や日本各地の草の根の行動交流が行われました。6000人が参加した閉会総会では、各層の代表が核廃絶とともに戦争法案阻止を訴えました。
すすむ非正規公共評(9)
均等待遇や有期雇用撤廃の実現めざして
岡山自治労連 岡山市職労嘱託職員協議会
▲「学習」も大切。嘱託協賃金確定学習会
現在、約250人の週25時間勤務以上の嘱託職員で組織する岡山市職労嘱託職員協議会は1980年に結成し、嘱託職員に対しては“業務の委嘱”という位置づけでしかなかった当局に対し、“労働者”として勤務労働条件の改善を訴えてきました。岡山市の政令市移行後は毎年、人事委員会の委員にも直接、非正規の現状を伝え、人事委員会設置以来6年連続で非常勤職員の処遇改善に向けた言及をさせてきました。
シリーズ骨太方針2015 (1)社会保障
社会保障削り国民は「骨細」に
安倍内閣は経済財政の基本となる「骨太方針2015」を6月に閣議決定しました。今号からシリーズで「骨太方針2015」の内容や問題点を明らかにしていきます。
戦争法案NO 国会包囲12万人 全国1000カ所以上
「8・30大行動」成功に向け都内5カ所で宣伝 570人が参加
▲「8・30国会10万人・全国100万人大行動」で国会正門前の広い車道を埋めつくす人々
「戦争法案は許さない」と8月30日に全国1000カ所以上の地域で集会や宣伝、パレードなどがとりくまれました。【次項に関連】
聞け この怒りの声
アベ政治を許さない 戦争法やめろ 憲法9条を守れ
アメリカ言いなり政治に広がる抗議
安倍自公政権の戦争法案強行の動きに対して、反対や怒りの世論が全国の職場や地域で史上空前の広がりを見せています。住民のいのちとくらしを守る自治体労働者は「二度と赤紙を配らない」という共通の願いを込めて自治労連の仲間も奮闘しています。今回は山口、京都、静岡の仲間の職場や地域でのたたかいの様子を紹介します。