野村委員長、5市町の自治体へ義援金手渡し、激励
4月4日、自治労連本部・野村委員長、岩手自治労連・高橋副委員長などが被災地を訪問、全国から寄せられた義援金の一部を陸前高田市や大船渡市、釜石市、大槌町、山田町に届け、激励しました。訪問した自治体首長、また各自治体労組委員長から全国の仲間の激励に感謝の意が述べられました。
陸前高田市
戸羽市長(写真左)「行方不明者の捜索を早く解決したい。また市民の生活再建に向けできるだけのことをしなければならない。地域を離れたくないという人も多いため、避難所にはできれば集落単位で仮設や新しい生活の場を作っていきたい」「復興には長い時間がかかるし、収入が無い中で生活をする必要がある。そのために国の支援が要る。赤字国債の扱いをめぐり議論をしているが、一刻も早い支援が現地には必要」
菅原市職労委員長「私たち職員はなんとかがんばっています。全国の仲間の支援に支えられて、たいへん心強く思っています」
大船渡市
金野総務課長(写真左)「予想外の地震と津波で、対応も予想外のことです」「まず安全を確保しないとこうした地域に住み続けることができない」
釜石市
野田市長(写真左)「大勢の人が亡くなり大変な状況。ぜひ全国からの支援をお願いします。ボランティアの受け入れ態勢といっても、泊る場所などが無くてなかなか対応はできませんが」
野村自治労連委員長「自治体労働者としてできる支援があります。全国の仲間が支援に入りたいと思っています。阪神淡路大震災の時には床に寝袋をひいて寝て支援活動を行った。遠慮なく要望してください」
大槌町
東梅副町長(写真右)「昔から作ってきた街が一瞬にして失われてしまいました。職員が自分の家や家族の確認よりも、昼夜を問わず働いてくれたことに本当に頭が下がる。津波の後に、ほとんどが延焼し燃え尽きました。大槌では600人が亡くなり1000人が行方不明です(町民人口は13,000人)」「物資や人の支援は本当に助かります」
大槌町職委員長「住民データを4人で徹夜で作っている状況。学校再開も遅れている」
野村委員長「学習机も全国から調達も出来きます。なんでもいいから遠慮なく要望してください」
山田町
沼崎町長(写真右)「自宅は流された。泊り込みで対処にあたっている。火災による身元不明が多数。当初は1日おにぎり一個を食べるだけだったが、日にちが過ぎるとともに住民のニーズも変わってきている。缶詰などのすぐに食べられるようなものが欲しい」