Collection38 どこかなつかしい5つの味が魅力
2017年8月号 Vol.525
別子飴(べっしあめ)
どこかなつかしい5つの味が魅力
愛媛県新居浜市
▲一つひとつに味がしみ込んでいます。新居浜発の名品お菓子です
日本三大銅山のひとつ、愛媛県新居浜市の別子銅山が由来の別子飴は、昔ながらの銅釜で水飴を炊き上げ手で延ばすなど創業以来の製法でつくられています。
色とりどりの包み紙を見ると、それぞれに愛媛の特産みかん・ピーナツ・ココア・いちご・抹茶の5つの味があることがわかります。なつかしく素朴な甘味です。季節によってお楽しみの味がプラスされるそうです。
主原料の練乳と果汁などをかけ合わせて、時間をかけて引きのばします。すると飴は乳白色の光沢が出てきます。均一の形状になるまで、一つひとつ職人の手で引きのばしていきます。これらの製造工程は工場見学できるそうです。
当時、四国唯一の鉱都新居浜市を売りだそうと280年続いた別子銅山(1973年3月閉山)を讃えて、発案された飴です。いまでは地元だけでなく、生産量の半分が首都圏で消費されているほど人気になっています。
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(j.nakama@jichiroren.jp 件名に「まちコレ」を)