飼育員の専門性にふさわしい待遇を
正規と非正規が固く手を取って職場全員の正規化勝ち取る
東京公務公共一般労組 江戸川動物園分会
▲「ふれあい広場」で利用者からの質問に笑顔でこたえる河村さん。公益財団法人が運営し、入園料は無料です
1983年に開園した東京・江戸川区の行船(ぎょうせん)公園自然動物園は長く住民に愛されてきました。2012年2月には働きやすい職場をつくろうと東京公務公共一般労組の分会が結成されました。ところが翌月に組合役員の不当配転問題が起こります。そのたたかいのなかで、地域に足を踏み出し粘り強くとりくみ、元の職場への復帰を勝ち取りながら、さらに今年4月には非正規職員全員の正規職員化も実現しました。
各地で秋季年末闘争本格化
災害に強いまちづくりと体制確立を
自治労連 愛媛県本部
▲伊予市農林水産課から5人が集まった9月21日の職場懇談会。職場の切実な要求が出されました
全国で秋季年末闘争が本格化。各地で職場訪問活動や職場懇談会・集会を通じて、職場の課題解決にむけた要求づくりがすすんでいます。愛媛・伊予市職労、西予市職労では、「災害対応」をめぐる課題と対応などで懇談を行っています。
各地で秋季年末闘争本格化
切実な声7127筆 要求署名提出し県人事委員会と交渉
岩手自治労連
▲岩手県人事委員会との交渉。勧告は10月中旬予定
各都道府県・政令市人事委員会勧告が示されはじめ、多くは民間給与の賃上げの影響を受けてプラス勧告とし、月例給・一時金ともに引き上げが示されています。ところが、京都市・名古屋市などの人事委員会勧告では較差がわずかとし、月例給改定なしの勧告となり、生活改善に背を向けています。
各地で秋季年末闘争本格化
会計年度任用職員問題で政策委員会を発足 自治体業務の担い手 住民とともに考える
自治労連埼玉県本部
▲9月9に開催した秋季闘争対策会議の会計年度分科会
自治労連埼玉県本部では、会計年度任用職員制度にかかわって、政策研究委員会を立ち上げて議論をすすめてきました。
2018介護関係労働者全国集会
介護拡充と処遇改善を
地域の現状、職場の労働実態を交流
▲講演する横山教授。「自助・互助・共助・公助という生存権・生活権に分けること自体憲法違反だ」と政府を批判します
9月2日に東京都内で開催した「2018介護関係労働者全国集会」は、憲法にもとづく社会保障とは何か、社会保障や介護保険制度の再編・縮小の問題点を学び、介護職場の労働実態など交流しました。
戦争法強行から3年
武力で平和はつくれない
東京・日比谷で大集会
▲会場に入れないほどの参加者が集まりました
憲法違反の戦争法(安保法制)の強行採決から3年となった9月19日、東京・日比谷野外音楽堂で「総がかり行動実行委員会」などが主催する大集会が行われました。全体で4800人の参加者が「武力で平和はつくれない」と声を上げました。
主張 18秋季年末闘争
安倍暴走政治に対峙し、安心して住み続けられる地域を
18秋季年末闘争では9条改憲をはじめ安倍暴走政治に対峙し、すべての労働者の賃金底上げ・労働条件改善、安心して住み続けられる地域づくりをすすめます。
最低生計費調査いかし健康で文化的な生活めざす
福岡自治労連
▲県の労働政策課への申し入れでも活用しました
福岡自治労連は、福岡県労連とともに、「最低生計費試算調査」を行いました。調査は福岡県労連非正規労組連絡会のとりくみとして、県労連の組合員を中心に、昨年4月から調査用紙1万6000枚を配布し、3100枚を回収しました。
「憲法を考える機会に」
『ポケット憲法』でランチョンセミナー
京都市職労病院支部
▲講師の話とともに『ポケット憲法』を読みこむ参加者
京都市職労病院支部は「平和のために考えてみよう」と、昼休みを使った「ランチョンセミナー」を8月から4回開催し、のべ241人の組合員が参加しました。
原発ゼロ訴え 毎週金曜日は〝あじさい行動〟
長崎自治労連
▲世界大会・広島には6000人が参加
広島・長崎へ原爆が投下され73年目になります。画期的な核兵器禁止条約の採択から1年が経過。禁止条約の発効は50カ国の署名・批准が必要ですが、現在署名は67カ国で批准が19カ国に到達しています。確実に世界から「核兵器廃絶」の流れが広がっています。
すすむ非正規公共評(46)
非正規・正規が協力して組織拡大・要求実現へ
徳島自治労連 徳島自治体一般労組鳴門支部
▲子どもたちのために給食を届ける配送業務運転手の組合員
2017年9月に新設された鳴門市の学校給食センターで働く鳴門市従の組合役員から徳島自治体一般労組に「職場説明会をしてほしい」と連絡があり、11月30日に説明会を実施しました。説明会には学校給食センターで配送業務を担当する非正規職員16人のうち12人が参加しました。
シリーズ16 いちから学ぶ仕事と権利
直雇用含め抜本的な改善を 同一部署・同一労働者は3年まで
3年目を迎えた改正派遣法
〈3年を超える派遣労働者に対して派遣先・派遣元の義務〉
①キャリアアップ支援に必要な情報の提供
②派遣労働者を雇い入れる努力義務
③正社員(正規職員)の募集情報の提供義務
④非正規雇用を含む労働者の募集情報の提供義務
2015年の「改正」労働者派遣法の施行から9月末で3年。業務内容に関わらず、同一部署への同一人物の労働者派遣は3年間が限度です。派遣労働の問題点や労働者の権利を改めて学び、秋季年末闘争にいかしましょう。
自治体職場にもっと人員を 圧倒的に少ないマンパワー
防災・減災は国と自治体の役割
あいつぐ災害に懸命の復旧業務・ボランティア活動
▲岡山県倉敷市真備町で9月16・17日にボランティア作業を行う自治労連千葉県本部
頻発する地震・豪雨災害で、従来の防災対策では十分に対応できない事態が、各地で明らかとなっています。災害を前提とした自治体の体制づくりが早急に求められています。この間の一連の災害でも、現業労働者や消防職員など自治体に働く仲間の力が発揮されています。いま、自治体職場の人員体制拡充は喫緊の課題です。
今月の連載・シリーズ
9冊目
前川 喜平 著
毎日新聞出版 2018年6月発行 四六判・240ページ 定価:1,300円+税
第31録
「西郷(せご)どん」ゆかりの史跡
鹿児島市加治屋町
〔50〕
Collection50
第81品
福岡・北九州市職労 永倉 久恵さん
北九州の恵みを華麗(カレー)に吸収