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第39回自治体にはたらく女性の全国交流集会in神奈川

▲2日目全体会の記念講演に耳を傾ける参加者

第39回自治体にはたらく女性の全国交流集会in神奈川が10月19~20日に横浜市内で開催され、全国からのべ396人が参加しました。ジェンダー平等や職場改善のとりくみなどを学習・討論した分科会と講座、改憲をめぐる記念講演などで学び交流しました。

ジェンダー平等すすめ平和につなげよう

初日、第1分科会「ジェンダーを土台にしたセクハラについて、一緒に考えましょう」では、浅井春夫立教大学名誉教授を講師に学習とグループワークを行いました。

浅井氏は「職場や地域、労働組合でも男女比のアンバランス、ジェンダー不平等がある。男らしさの文化は女性を排除し、同性愛などマイノリティを攻撃する。セクハラやDVなど力で抑える行動は、戦争を肯定する考え方にも通じる。ジェンダー平等をすすめることが平和にもつながる」と話しました。

▲初日に5つの分科会と1講座が行われました
他国の歴史を学び私たちの憲法を守ろう

2日目の記念講演では「歴史から今を知る~〝ナチスの手口〟と憲法改悪の動き~」をテーマに、山根徹也横浜市立大教授がドイツ近現代史研究の視点で日本の改憲をめぐる問題点を解説しました。

民主主義や男女平等・社会権・労働権保障をうたったワイマール憲法体制の下で、第48条「国家緊急権」の定める緊急事態条項で「基本的人権を停止できる」ことを利用して、ヒトラーが独裁体制を築いた歴史を解説。「緊急事態条項」をかかげる自民党の憲法改正草案と比較しながら、「自民党は『改正論議をしよう』と言っているが、緊急事態条項を振りかざし、改憲発議や国民投票を強行する姿勢をとっている限り、改正論議にのってはいけない」と憲法を守る重要性を指摘しました。

▲記念講演を行う山根徹也横浜市大教授

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