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2020年国民春闘 賃上げと格差是正 みんなの力で

▲経団連ビルに向けて丸の内を行進し、春闘スタートをアピールしました

自治労連は、1月16日に全労連・国民春闘共闘委員会の20春闘宣言行動にとりくみ、日本経済団体連合会(経団連)に対して、労働者の大幅賃金引き上げと雇用の安定など社会的責任を果たすよう追及しました。

格差是正の実現は正規雇用と最賃引き上げで

日本経団連ビル包囲行動に公務・民間労組の仲間850人が集結。あいさつに立った全労連・小田川義和議長は、格差と貧困を拡大させた原因は「非正規雇用増と最低賃金の低さ」であるとし、経団連に対して「雇用は正規で。地域間格差の是正、労働時間の短縮、最低賃金の全国一律時給1500円の実現をめざすことが真の働き方改革だ。経団連は私たちの要求に真正面から応じよ」と追及しました。

自治体の仕事は住民生活向上が最優先

自治労連からは前田博史書記長が決意表明。これまで推しすすめられてきた公務公共職場の民間委託について、「儲けになるものを委託してきたに過ぎない」と批判したうえで、「自治体の仕事は儲け追求ではなく、住民の生活向上を最優先するもの。安倍政権に忖度しなければ生き残れない公務員や、働いても評価されない社員など、閉塞感がただよっている。こんな働き方は改革ではない」と強調しました。そして、「ためこまれた内部留保の富は、労働者の働きによって積み上げられたものなのに私たちの生活は悪くなる一方だ。国民のくらしが向上しない限り日本の未来に展望はない」と訴えました。

▲経団連前に結集した公務・民間労組の仲間

すべての労働者の怒りで賃上げを

私のまちでも20春闘 大阪自治労連

大阪自治労連も参加する大阪春闘共闘委員会は、1月30日に「怒りの労働者総行動」を行い、早朝駅頭宣伝や官公庁・経済団体等への要請行動と集会・パレードにとりくみました。

早朝駅頭宣伝は、天王寺駅・なんば駅の2カ所で行いました。大阪自治労連の有田洋明委員長は「汚職で国会議員が逮捕され、まだまだ疑惑が広がっているカジノは、大阪にも日本にもいらない。市民サービスが低下する大阪市廃止構想もいらない」と訴え、健康で文化的な生活を実現するために「すべての労働者の賃上げを行い、内需拡大、地域経済活性化のサイクルをつくっていこう。国民・労働者を守る政治を実現するため、すべての労働者の怒りをもって変えていこう」と呼びかけました。

▲通勤途中の労働者に訴えてビラを配る宣伝参加者

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