〔81〕娘との船釣りを夢みて英才教育中
2021年7月号 Vol.572
娘との船釣りを夢みて英才教育中
埼玉・富士見市職 高橋(たかはし) 圭介(けいすけ)さん
▲愛用のリールとマダイテンヤを手にする高橋さん
赤、金、黄緑など色とりどりのマダイテンヤ(針元に鉛などオモリが付いた釣り針)を並べ、「時間、水温、天気など、その時々で魚の反応する色が違うんです」と語る高橋圭介さんの趣味は釣り。乗り合い船で沖に出てのマダイ釣り、家族と防波堤での釣りなどに出かけています。
「マダイ釣りでは、一つテンヤ(マダイテンヤにエサのエビを刺してマダイをねらう釣り方)を主に楽しんでいます。まさに『エビでタイを釣る』わけです」と笑います。「一番うれしいのは、魚がエサを食べた時に手や竿を動かして魚の口に針を引っかける〝合わせ〟が決まった瞬間。リールを巻いて魚を寄せ、バラさず(逃がさず)に取り込むまでの流れが楽しいですね」
釣った魚は自分でさばき、刺身や干物にして食べます。干物は組合の仲間に分けることもあります。そして今、高橋さんが最も楽しみにしているのが5歳の娘さんと釣りをすること。「娘も『楽しい』と言っています。千葉の岩井海岸で釣りをした時は『また行きたい』と言ってくれました」。お食い初めの時には、お祝いの鯛を高橋さんが釣ったというエピソードも。「娘と一緒に船に乗って沖に出るのが夢です。一人でエサをつけて、釣れたら巻き上げるまでができるように、まずは防波堤での釣りから英才教育中です」
仲間を増やす課題に委員長としてとりくむ
富士見市役所では文化・スポーツ振興課で働く高橋さん。富士見市職の委員長としても忙しい日々を送っています。組合の課題は、多くの若い世代に仲間になってもらうこと。「労働者が持つさまざまな権利は、これまで活動してきた人たちの成果であり、自然に生まれたものではない。働く上で組合に入ることは当たり前と思っていただきたい」と語り、パワーポイントを使っての説明会など奮闘が続きます。
誕生日に手作りお菓子 執行委員会にも差し入れ
高橋さんにはもう一つ趣味があります。それはお菓子づくり。委員長手作りのパウンドケーキ、ブラウニーなどが執行委員会の机に並ぶこともあります。「娘の誕生日にリクエストされて作りました」と見せてくれた写真には生クリームとイチゴがのった大きなパブロバ(メレンゲを焼いたもの)が。釣りとともに、娘さんが喜ぶことをしてあげたいと願うお父さんの顔がそこにありました。
▲高橋さん特製パブロバ
▲娘さんとバナナパウンドケーキを作成中
▲釣り姿のシンクロ度も父娘ならでは(昨年11月、千葉県南房総市にて娘さんと)