〔86〕16年間『自治体の仲間』で 漫画を描き続ける
2022年1月号 Vol.578
16年間『自治体の仲間』で漫画を描き続ける
東京・国立市職 服部(はっとり) 玲子(れいこ)さん
▲自作の図書館バッグを手に持つ服部さん
服部玲子さんは『自治体の仲間』で2006年新年号から「はっちゃん♡」の名前で4コマ漫画を連載しています。市の図書館職員(司書)として働きながら漫画を描くことが生きがいになっています。
組合が漫画を描くキッカケに
小さい頃から絵を描くことが好きだった服部さん。チラシの裏紙や落書き帳、家の襖にまで鉛筆で絵を描いていました。
国立市役所に入職した後も保育園入所募集や組合の冊子で表紙にイラストを描いていました。
そんな服部さんが漫画を描くキッカケとなったのは、異動した図書館で働いていた労働組合役員から、当時刊行されていた組合機関紙『三多摩の仲間』で4コマ漫画を描いて欲しいと頼まれたことでした。それまで服部さんは漫画を描いたことはありませんでしたが、独学で漫画を描き始め、その後『自治体の仲間』でも漫画を連載するようになります。
現在は4コマだけでなくストーリーのある漫画も描きたいと思うようになり、入院など自身の体験を題材にオリジナルの漫画も描いています。描いた漫画はインターネット上に公開しており、「くいしんぼはち」と検索すると見ることができます。
本を通じて住民に寄り添う
服部さんは日々の仕事も住民に寄り添い、がんばっています。
住民と図書館の本が結びつくために、分館長と一緒に図書館で塗り絵教室を開催しました。館内にある美術関係の本を活用し、塗り絵を通じて本に出会うとりくみです。地元の人を講師に呼ぶため地元の応援にもなりました。
服部さんは図書館で児童書を担当しており、読み聞かせなど子どもと接する機会がとても多いです。漫画に登場するキャラクター「はっちゃん」がときどき子どもっぽくなるのは「仕事の影響もあると思う」と話します。
今後の挑戦
服部さんは手書きで漫画を描き、インターネットに載せる際はプリンターでスキャンし、編集しています。しかし時間がかかってしまうため、「今後は電子ソフトでも漫画を描けるようになりたい」と意気込んでいます。服部さんの挑戦はまだまだ続きます。
▲児童書の読み聞かせもしています
書名:おまたせクッキー/著者:パット・ハッチンス/訳者:乾侑美子(いぬいゆみこ)/出版社:偕成社
▲記念すべき『自治体の仲間』初掲載作(2006年新年号)