〔87〕福祉大好きピカピカ1年目 なにごとにもチャレンジ!
2022年2月号 Vol.579
福祉大好きピカピカ1年目 なにごとにもチャレンジ!
愛知・蒲郡市社会福祉協議会職員労組 加藤(かとう) 達洋(たつひろ)さん
▲中部地方の道の駅スタンプブックを手にする加藤さん
蒲郡市社会福祉協議会で働くピカピカの1年目。中学生の頃から福祉の仕事に興味を持ち、さまざまなことに挑戦してきた加藤達洋さん。
介護福祉士をめざし、高校は福祉科にすすみました。ボランティア活動で福祉まつりの司会をしたときの経験が、加藤さんにとってひとつのきっかけになりました。「地域のいろいろな人が参加していて、福祉とは高齢者や障害者など支援の必要な人だけではなく、地域の人たちどうしが交流することも大切だと思いました」。そして「地域の人たちがつながれるような仕事をしたい」と思うようになりました。
世代を超えた交流拠点づくりに挑戦
大学の社会福祉学部に進学した加藤さんは、ゼミの研究発表をきっかけに、高齢者が世代を越えた交流を強く求めていることを感じ、地域の縦のつながりをつくるため、サークルを結成しました。「空き家を借り、世代間交流ができるサロン活動を始めました。子どもからお年寄りまで集まって季節のイベントや、夏休みの宿題の手伝いなどをして運営しました」
卒業後は蒲郡市の社会福祉協議会に入職。現在は成年後見制度と日常生活自立支援事業を担当しています。「難しいことも多く、うまくいかないこともありますが、やりがいを感じています」と笑顔で語りました。
趣味も充実 自宅で干し柿づくり
加藤さんの趣味は干し柿づくりと道の駅めぐり。干し柿は大学時代から始めました。干し柿に適した品種「筆柿」を幸田町(こうたちょう)で買い、家のベランダで干しています。「作ってみたら意外と簡単で、毎日ながめるのが楽しい! 今シーズンもおいしく干せました。友人にもあげたらあっという間になくなってしまったので、来シーズンはもっとたくさん干したいです」
道の駅めぐりは、自分の車を持ってからスタンプを集めて楽しんでいます。おすすめは、愛知県新城(しんしろ)市にある道の駅「もっくる新城」の猪骨(ししこつ)ラーメン。「もっくる新城は足湯もあり、人気があります。同じ愛知県の三河地方にある幸田町の『筆柿の里』や西尾市の『にしお岡ノ山』もおいしいものをたくさん売っていて、おすすめです。愛知県に来た時にはぜひ寄ってみてください」と愛知への愛にあふれた観光アピールも忘れません。
▲ベランダで作った干し柿
▲空き家を利用し大学サークルで運営したサロン(サークル仲間と)