49冊目 ナイチンゲール病棟はなぜ日本で流行らなかったのか(ナイチンゲールの越境1)
2022年5月号 Vol.582
49冊目
ナイチンゲール病棟はなぜ日本で流行らなかったのか(ナイチンゲールの越境1)
長澤 泰、西村かおる、芳賀佐和子、辻野純徳、尹世遠/著
2020年はナイチンゲール生誕200周年でした。看護師の代名詞のような彼女ですが、実際に臨床に携わった期間は短く、統計学者や社会起業家、改革者という方が彼女に似合う気がします。病棟では医師より看護師の方が患者を「看ている」ものですが、彼女が看護の視点から考案した「ナイチンゲール病棟」は日本では広まりませんでした。
この本は彼女の病棟設計の理念と、広まらなかった理由を考察した建築×看護のコラボ本です。シリーズの続巻は『ナイチンゲールはなぜ「換気」にこだわったのか』です。看護学生でなくても興味が湧いた方、いるでしょう?
日本看護協会出版会
2020年9月
四六版
148ページ
価格:1,760円(税込)