労働条件改善も平和もともに実現を
職場・地域で運動を広げよう 自治労連 第63回中央委員会
▲2年数カ月ぶりの対面での開催
静岡県浜松市で、5月20~21日に自治労連第63回中央委員会を開催(オンライン併用)し、各地のとりくみと教訓を共有し、夏季闘争の方針などを確認しました。
「いのち守る」運動さらに広げよう
中央委員会では、「いのちを守る医療従事者として許せない」などロシアのウクライナ侵略に対する発言がどの委員からもあり、住民のいのちと健康を守る自治体・公務公共労働者の組合として、平和のとりくみが報告されました。
また、大阪と京都からは、過酷な職場実態の報告とともに、「職員を守る」署名の成功につなげる長時間労働規制の厳格な規制を求めるキャンペーンを3つの単組合同ですすめていることが報告されました。
住民のいのちと健康とともに職員のいのち・健康も守る運動を、引き続き各地ですすめていきましょう。
「3Tアクション」で処遇改善と仲間づくり
中央委員会では、会計年度任用職員の処遇改善と組織化をすすめるため、新たにアンケートと署名活動が提案されました。「参加したくなるような運動を」とアンケートづくりから意見交流をしてアクションの計画を準備。「つながる つづける たちあがる」の頭文字をとって「誇りと怒りの3Tアクション」とし、職場で対話し、抜本的な制度改正をめざします。
提案に対し、「全単組の会計年度任用職員全員分を集めたい(奈良)」「アクションを通じて仲間を増やしたい(高知)」など歓迎する意見が上がりました。
夏季闘争と選挙で要求実現すすめよう
滋賀や愛知、東京からは、ケア労働者の賃上げの成果や運動を中心に、各地の交渉状況やとりくみが報告されました。
また、「賃上げなど一定の成果を勝ち取ってきたが、抜本的な処遇改善に至っていない。公務員削減や民営化をすすめてきた国の政策を転換するため、参議院選挙に向け職場要求実現と一体でとりくみたい(静岡)」との発言もありました。
最後に夏の闘争方針案などの各議案を賛成多数で確認しました。
▲会計年度任用職員向けの新たなアンケート
ようこそ自治労連へ!
新規加入 大阪・河内長野市 放課後児童会指導員労組
河内長野市の学童保育で働く指導員の労働組合です。
コロナ禍で、職員や、子どもたちの生活がひっ迫するなか、職場環境も改善されないままです。相談できる自治労連に入り、一人ひとりが意欲をもって働ける職場をつくりたいと決意しました。
▲真鍋弓加里委員長代行(中央)と大阪自治労連の有田洋明委員長(左)と尾﨑一美副委員長(右)