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問われる「全体の奉仕者」 労働組合からの発信を

記念講演

▲「国家公務員倫理カード」を画面に映しながら、森友学園問題を語るジャーナリストの相澤冬樹さん

基調フォーラムをうけて、元NHK記者で森友学園問題を取材し、NHK退職後にルポルタージュを発表したジャーナリストの相澤冬樹さんが記念講演。NHK記者時代などの経験を交えながら、取材を通して得たことや感じたこと、「全体の奉仕者」について語りました。

相澤さんは、確かな情報をどう得るのかを話すなかで「本当に重要な情報は権力が持っている。しかし、現場の当事者や、地に足がついた政党、政治家のところにも確かな情報がある」と断言しました。また、労働組合について、「組合に入っている労働者も含めて、もっと重要性を知らせていくことが求められている」と語りました。

「森友学園問題」政府は説明責任を果たせ

森友学園問題について、自死した近畿財務局職員の赤木俊夫さんの手帳に「国家公務員倫理カード」が常に入っていたことを紹介。「倫理カードには『国民全体の奉仕者であることを自覚し、公正に職務を執行していますか?』『職務や地位を私的利益のために用いていませんか?』『国民の疑惑や不信を招くような行為をしていませんか?』とセルフチェックが記されている」「政府・自民党こそ、省みなければならない」と、相澤さんは説明責任を果たさない政府と自民党を批判しました。

「赤木さんのように全体の奉仕者として真面目に働いていた人が亡くなり、疑惑の中にあった人たちが出世していった。こんなことは許されない」と訴えました。

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