やかまし村には家が３軒しかありません。子どもは、もうすぐ８歳になる女の子リーサと兄弟、両隣の子どもたちの６人だけです。学校の帰り道にみんなで牧場の柵の上を歩いたり、干し草小屋に泊まったり。みんなで思いきり遊ぶ毎日は楽しいことがいっぱい。

子どもたちをさりげなく受け止めて、見守る大人たちの存在も魅力です。生きいきとした日々のくらしにあふれる楽しさは、心の宝物になるのではないでしょうか。続きが２冊あります。長く読み継がれた物語が新シリーズで訳文とイラストが新しくなりました。子どもたちと、かつて子どもだった大人たちにお薦めします。

岩波書店
2019年６月
150ページ
価格：1,815円（税込）