公的保育の拡充でよりよい保育を 全国で「子どもたちにもう1人保育士を!」
第31回自治体保育労働者の全国集会 in ハイブリッド東京
▲全体会にはオンライン含め291人が参加
保育予算の拡充と保育士の配置基準引き上げで、すべての子どもたちによりよい保育を実現させようと、「第31回自治体保育労働者の全国集会」が2月18~19日にかけて開催されました。オンライン含め2日間でのべ643人が参加しました。
1日目の全体会では、東京うたごえ合唱団によるコーラスでオープニング。記念講演では、ユーチューバー芸人の「せやろがいおじさん」が登場し、笑いを交えて沖縄の新基地建設問題、原発問題などをトーク。国の保育政策については、「子ども関連予算を増やすと言って増やさない岸田首相は、いくじ(育児)なし」と笑いとばしました。
武藤貴子事務局長が基調報告で「保育に対する社会的関心が高まるなか、保育士を増やそうと各地で運動が広がり、低すぎる保育士の配置基準に注目が集まっている」と話し、国会請願署名のとりくみ、配置基準引き上げへ向けた議会「意見書」採択、会計年度任用職員の組合加入などを提起しました。
各地の経験学び交流参加者も元気に
特別報告では、愛知で始まった「子どもたちにもう1人保育士を!」のとりくみを名古屋市職労福祉支部の田境敦執行委員が、コロナ対策のなかで感じた保育への思いが運動につながり、多彩なとりくみ、さまざまな共同へと広がったと報告しました。また、東京自治労連保育部会の塚田純事務局長が、デジタル化がすすめられている保育現場の現状と問題点について発言しました。
翌19日は1講座と3つの分科会が行われ、多くの参加者が学び、交流して元気になりました。
▲せやろがいおじさん
▲2日目は、3分科会と1講座にオンライン含め352人が参加