2024年2月号 Vol.603 能登半島地震 住民に寄り添う被災地支援を
2024年2月号 Vol.603
機関紙『自治体の仲間』
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1月1日に発生した最大震度7の能登半島地震によって、2月1日までに240人(関連死含む)が犠牲となりました。今なお、多くの住民が避難生活を余儀なくされ、全国からの支援が続いています。自治労連は1月22日に石川県事務所を訪問し現状を確認しました。また、いち早く被災地の支援に入った名古屋水道労働組合(名水労)の仲間から話を聞きました。
自治労連は、1月26~27日に第66回中央委員会を京都市内で開催しました。物価高騰を乗り越える大幅賃金引き上げなどの職場要求とともに、社会保障の拡充をはじめとする国民諸要求を結び付けてとりくむ24国民春闘方針を全体で確認しました。
全国でとりくんだ自治労連「働くみんなの要求・職場アンケート」は、昨年12月22日までに2万8244人(ネット回答3991人含む)の回答が集まりました。アンケートに寄せられた声を要求書づくりや対話に活用し、要求実現をすすめていきましょう。
24国民春闘闘争宣言行動が1月12日に行われ、公務・民間労組の仲間約500人で日本経団連を包囲。国民春闘共闘・小畑雅子代表幹事(全労連議長)は、「24国民春闘を『賃金が下がり続ける国から上がる国へ』と転換する国民春闘と位置づけ、交渉力・団結力・組織力を高め、たたかい抜こう」と参加者に呼びかけました。
動植物公園や図書館など、広島市の外郭団体で働く職員の労働条件は、単組間で差が出ないよう広島市関連労組連絡会(7単組)で統一交渉を行い、正規も嘱託も市の労働条件に準じる内容で妥結してきました。
能登半島地震によって、たくさんの人々が犠牲となりました。今なお多くの住民が避難生活を余儀なくされ、自治体・公務公共労働者も復旧と復興に奮闘しています。
「第21回『~子どもに豊かな育ちと学び、読書の喜びを~』学校図書館・公共図書館の充実を求めるつどい」が1月8日に開催され、会場・オンラインあわせて約90人が参加。元日本図書館協会理事長の塩見昇大阪教育大学名誉教授の記念講演をはじめ、よりよい図書館づくりの経験や司書の労働条件改善のとりくみなどを学びました。
第32回自治体非正規・公共関係労働者全国交流集会が2月3~4日、大阪市内で4年ぶりにリアルで開催され、100人超える仲間が参加。全体会では春闘方針提起の後、4単組より力強い特別報告があり、経験と到達が語られました。1日目の夜は、大阪自治労連の協力でナイター企画が行われ、大いに盛り上がり、地方を超えて連帯を深めました。2日目は8つの講座や分科会に分かれて学習・交流。楽しく元気になれる集会となりました。
自治労連は、1月30日、会計年度任用職員給与改定の4月遡及等に係る再調査(2回目)について記者会見。集約した自治体の過半数が4月遡及を実施、特に自治労連単組がある自治体の6割で実施させた成果を発表しました。
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