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すすむ非正規公共105 「通勤手当の返還」きっかけに組合結成

山口自治労連 山口いきいき労組

▲山口いきいき労組の結成大会(6月8日)

補助教員や学校図書館司書など、山口市・教育委員会で働く仲間が6月8日に「山口市ひせいき・いきいき労働組合(山口いきいき労組)」を結成しました。きっかけは、会計年度任用職員に対する「通勤手当の返還請求」でした。山口市は、学期ごとに雇用しており、4月と1月は8日からの出勤で、手当支給基準日にいないことを理由に、過去に支給した通勤手当の一部を返還するよう通告してきました。

山口自治労連は、当事者から相談を受け、「会計年度任用職員の通勤費の返却について考える会」をつくり、住民にも呼びかけた署名は短期間で2300筆以上集まりました。しかし、「署名を受け取っても当局の対応は変わらないのでは」と不安もありました。

当事者たちは、一時金が常勤的な人にしか支払われないことや希望も聞かず一方的に勤務時間を短くされた事例、労働組合の役割について学習。そのなかで、当事者不在の施策に憤り、「声を届けるためには労働組合が必要だ」と、組合結成を決意しました。6月11日に当局に要求書を提出。これから通勤手当返還の撤回や一時金の支給などを求めて、交渉をすすめていくところです。

杉原佳子委員長は「私たち一人ひとりの尊厳が守られ、大切にされる職場にしたい。誰もが『いきいき』と安心して働き続けられる職場をめざしていく」と決意を語りました。

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