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〔109〕子どもたちに神様の愛を伝えたい

かがやきDAYS2024年8月号 Vol.609

子どもたちに神様の愛を伝えたい

大阪・大東(だいとう)市職労 谷口(たにぐち) 美香(みか)さん

▲谷口さん(左)と牧師の野勢輝夫さん

谷口さんは大東市で保育士として勤務し、大東市職労の執行委員長として奮闘中です。「私たちの労働組合は保育士中心なので、もっと本庁職場の仲間を増やして、他市の仲間とともに楽しく交流を深めたい」と組合活動への思いを語っています。

紙芝居で新たな出会い

谷口さんは小さい頃から身体が大きく、運動が苦手な自分に自信がなかったと言います。

谷口さんが小学校6年生の時、いつも友達と遊んでいる公園に教会学校の先生が来て紙芝居を始めたのが神様との出会いでした。「その場で聞いていると後ろの子に『大きいから見えない』と言われました。そこで読み手の先生が私を誘導して1番前に座らせてくれました。いつも学校の席が後方だったので、とてもうれしかった」と振り返ります。紙芝居は、社会的に嫌われ蔑まれていた取税人である「ザアカイ」という人がイエス様の大きな愛に触れ帰っていくというストーリー。自分に通じるものを感じて感銘を受け、続けて話を聞くようになり、教会につながっていきました。

教会学校のお手伝いが転機に

教会に通い、17歳で洗礼を受けつつも、希望ややりがいなどを見つけられないまま会社に就職しました。そんな時、教会学校の手伝いをするようになり、「子どもに神様のお話がうまく伝えられるような技術を学びたい」とキリスト教保育専門学校に通い、保育士になりました。

現在、谷口さんは保育所ではなく、地域保健課の「親子教室」という健診後のフォロー教室で子どもや保護者の支援の仕事をしています。

また、谷口さんが通う大阪市の鶴見緑地教会では、生きづらさを抱える人たちや次世代を担う子どもたちに神様の愛を伝えていくとりくみを企画中。「地域で子育て世代の生きづらさや悩みを共有し、保育士である私のできることを模索しながら活動しています」

この夏には「教会で遊ぼうDay」という集いを開催、9・12月にも予定しています。

「『教会』という場所を多くの人に知ってもらい、子どもたちに神様の愛を伝えたい。教会の人たちみんなでとりくむことに喜びと希望を感じています」と張り切っています。

そのことが谷口さんの仕事や組合活動にもつながっているのでしょうね。