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すすむ非正規公共106 全クラブを訪問し組合員が8倍に

香川県事務所 たかまつ学童保育ユニオン

▲結成大会後のしゃべり場交流会

香川県高松市の放課後児童クラブ(学童保育)で働く支援員の仲間が、6月2日、「たかまつ学童保育ユニオン」を結成しました。それまでは香川公務公共一般労組学童保育支部として、市当局との交渉や学習などにとりくんでいました。

昨年の5月、突如高松市は、放課後児童クラブの民間委託化を発表。学童保育支部は、委託をめぐって子育て支援課、人事課、三者(高松市、委託先企業、学童保育支部)の協議・交渉を重ねること10回。「ピンチを組織拡大のチャンスに」と市内の46校全クラブを訪問すること3巡。支援員の声に耳を傾け、その声を毎回交渉に反映し、結果を現場に返すことを繰り返してきました。

3巡目の訪問・対話で、「民間委託されても組合があれば委託先のシダックスと対等に交渉ができる。組合に入って、今以上の処遇改善でよりよい学童保育を実現していこう」とストレートに呼びかけました。すると、「わかりました」とその場で組合に加入するなど、気がつけば組合員は8倍も増えて、組合結成につながりました。

結成大会後のしゃべり場交流会では、「おやつの立て替え払い」「支援員が欠員状態で加配がつかない」などの実態が語られ、混乱が続いていることがわかりました。民間委託は阻止できませんでしたが、引き続き仲間を増やしながら「よりよい学童保育の実現」をめざしていきます。

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