いのちまもる10.24国民集会
国民の命と暮らしを守るため、大きな声をあげて政治を変えていきたい!
日比谷野外音楽堂に3000人超が結集
10月24日、台風が近づき雨風が激しくなる中、日比谷野外音楽堂に3000人を超える参加者で、「いのちまもる10.24国民集会」が開催されました。この集会は、自治労連が事務局団体を務める、「いのちまもる10.24国民集会実行委員会」の主催のもと、「憲法をいかし、いのちと人権が大切にされる社会保障の充実を」、「いのちの差別は許さない!医療・介護の営利化反対! 」、「医師・看護師・介護職員等を大幅に増やし、地域医療の確保を」を集会スローガン に、2006年から開催されています。
集会のオープニングセレモニーでは「ザ・ニュースペーパー」のコントが行なわれ、会場を笑いで盛り上げました。つぎに、日本医労連の山田真巳子中央執行委員長から主催者あいさつがあり、医療・介護関係職場での長時間労働や、手薄な夜勤体制など、現場の実態を報告し「現場で問題があると、患者さんが不安を抱えてしまう」と医療・介護関係職場の、労働条件の改善を訴えました。また、2006年から開催されてきた当集会を通して、「署名請願や職員増員、いままでになかった他団体との共同など、確実に前進していることを実感している。」「国民の命と暮らしを守るため、大きく声をあげて、政治を変えていきたい」と、決意のこもったあいさつを行いました。ゲストトークには、妻が産婦人科医である予備校講師の林修さんが登場。トークの最後は、今年流行した決めゼリフ「今でしょ!」で締めくくりました。国会議員からは、自民党衆議院議員秘書も参加、日本共産党の田村智子参議院議員が、「命を危機にさらすような、安倍政権の暴走をストップさせましょう」とのあいさつをしました。集会にはJAや日本医師会など様々な団体や研究者など160通を超える賛同メッセージが寄せられました。(「10.24国民集会」のホームページでも紹介)
リレートークでは、全国腎臓病協議会、日本医療福祉生協連、宮城県保険医協会、大阪自治労連医療部会からの発言がありました。大阪府立病院機構労働組合の山本さんからは、府立病院が独立行政法人化されたことにより黒字 化した実態の報告があり「黒字化になった中身は、職員の大幅な削減、給料引き下げ、医師を含む職員の非正規化、患者負担増など、職員、患者犠牲によるものであり、府民の命と暮らしを切り捨てたものである」「府民の命と暮らしを守り、生きがいをもって働けるよう、あらゆる職種、勤務形態の違う仲間と共に、頑張ります」との決意表明がありました。
集会の最後は、厚生労働省に向けて全員でシュプレヒコールをおこない、大成功で集会を終えた後、雨の中、銀座を通って常盤橋まで元気にパレードを行ないました。