広げよう「新システムNO」「国は保育に責任をYES」
すべての子どもたちによりよい保育を 11・3大集会
政府は、公的保育制度を解体し、保育を市場化・産業化する「子ども・子育て新システム」導入に向け、年内に成案をまとめ、2012年の通常国会へ法案提出をねらっています。11月3日、緊迫した情勢のなかで「新システムNO! 国は保育に責任を! すべての子どもによりよい保育を! 11・3大集会」を開催し、5000人が結集しました。主催は自治労連も構成団体である「よりよい保育を!実行委員会」。2日には、集会に先がけ、省庁・国会議員要請行動を行いました。
主張
野田政権の暴走をストップ
一致する課題、幅広い共同の力で未来を開こう
野田内閣の公約無視、自公政治に逆戻り、財界とアメリカの「御用聞き政治」の暴走が続いています。TPP(環太平洋連携協定)への交渉参加を表明し、アメリカから全品目の関税をゼロにし、非関税障壁の撤廃を求められても否定しない態度です。提出済みの労働者派遣法改正案は、大変不十分な製造業派遣と登録型派遣の原則禁止でしたが、この二つの派遣禁止事項そのものを削除し法制化すると自公民3党で合意しました。
“響け”怒りのシュプレヒコール
最大の山場秋季年末闘争に全力
国民要求実現11・10中央行動
野田首相がTPP(環太平洋連携協定)への交渉参加を表明しようとする11月10日、全労連・国民春闘共闘・国民大運動実行委員会主催の国民要求実現11・10中央行動が展開されました。日比谷野外音楽堂での中央総決起集会、デモ行進、国会要請行動に3000人が参加。住民本位の復興とTPP参加阻止、社会保障改悪・大増税反対を国会内外でアピールしました。自治労連は行動に先がけて総務省前で独自集会を展開しました。
WakaWaka企画第2弾 学ぼう震災と私たちの仕事
和歌山自治労連
被災地で活動、学習会に参加した青年たち
自治体労働者の役割を認識
10月29日和歌山自治労連の青年を中心としたWakaWaka実行委員会の企画第2弾「学ぼう! 震災と私たちの仕事」と題して学習交流会を開催しました。
県下の各単組から青年層を中心に27人が参加。東日本大震災被災地の岩手県山田町職の伊藤尚生(たかお)委員長が被災自治体の職員としての行動や被災状況など写真を交えた現地からの報告と復興に向けた思いを語りました。
「原発」「国保」などで自治体キャラバン
徳島自治労連
三重から学んで阿波路をゆく
徳島自治労連も加盟する徳島県社会保障推進協議会が、自治体キャラバンにとりくみました。
11月9日を起点に、9コースに分かれ、全25自治体・議会に対し、国保、介護、年金、生活保護、医療費、原発関係など23項目について要求および請願を行いました。自治労連は、全コースに、のべ12人が参加し、一定の役割を担うことができました。
有期導入撤回、偽装請負を廃止、直接雇用の実現
あいつぐ要求前進の新潟公務公共一般
さぁ次は組織拡大だ
新潟県公務公共一般労働組合は、新潟市民病院の5年有期雇用導入撤回や津南町の偽装請負を廃止させ、直接雇用の実現など、要求前進を勝ち取ってきました。悩みは、それに比して組織拡大が前進しないことです。
▲9月3日の新潟県公務公共一般労組定期大会。ここで、新しい拡大方針が決まりました
2011年日本平和大会in沖縄
全国から約1600人集う
日本のどこにも基地いらない
沖縄に連帯し、全国で運動の発展を
11月24日〜27日、沖縄県那覇市で「2011年日本平和大会in沖縄」が開催されました。24日の国際フォーラムに始まり、全国から約1600人を超える参加があり、「沖縄から、日本から基地をなくそう」と声をあげました。
どうなる高齢期雇用と定年延長問題 シリーズ(1)
職務給原則すら投げ捨てる3割引き下げ
人事院は、9月30日人事院勧告とあわせて国会と内閣に対し「定年を段階的に65歳に引き上げるための国家公務員法等の改正についての意見の申出」を行いました。公的年金の支給開始年齢が、2013年度以降段階的に引き上げられることから、定年延長問題は、私たちの生活設計にとって影響を与える重要な問題となっています。シリーズ第1回はその概要についてです。
将来への不安は増すばかり――職場の声
人員削減による職場環境の悪化で毎日とても疲れます。いまでも定年まで働き続けられずに早期退職する先輩組合員が大勢います。年老いた親のことや自分の健康のことを考えると他人事ではありません。働きがいを持って定年まで安心して働き続けられる職場や社会保障の充実が不可欠です。
▲茨城・結城市職
野村尚美さん
定年を延長することは、年金支給開始年齢の引き上げと連動するものです。18歳から40年以上も勤める者にとってはふんだりけったり。年金支給開始年齢の引き上げは絶対に許せません。
▲佐賀・唐津市労連
平田 強さん
今月の連載・シリーズ
第134湯
(136)
第117館
第6品