機関紙『自治体の仲間』2011年 10月号 Vol.455 保育制度を変えないで どの子も日本のたからもの
保育制度を変えないで どの子も日本のたからもの
兵庫自治労連
台風の雨にも風にも負けず
兵庫で新システム反対保育パレード
「保育制度を変えないで。絶対絶対変えないで。どの子も日本の宝物! イェイ!」。ラップのシュプレヒコールが神戸・三宮商店街に響きわたりました。9月4日、台風12号の風雨にも負けず、「兵庫よりよい保育実行委員会」の保育パレードが、三宮商店街を中心に行われました。350人が黄色のTシャツ、リボン、スカーフなどのグッズを身に着け、横断幕ものぼりも手作りでかけつけました。
主張
2011年秋季年末闘争に勝利しよう
憲法にもとづく復興と賃下げ許さぬたたかいの前進を
野田佳彦新政権は、財界とアメリカ直結で民自公による翼賛体制推進の政権です。首相は真っ先に自民・公明党首と懇談して、子ども手当や高校授業料無償化など2009年の総選挙公約を投げ捨てました。同時に、組閣前から経団連の米倉弘昌会長と会い「お知恵を拝借したい」と要請。
賃下げ攻撃は増税への露払い
総人件費削減を許すな
9月30日の2011年人事院勧告は、40歳以上の職員の俸給表引き下げ、現給保障廃止、一時金改善見送りなど、3年連続のマイナス勧告でした。 ベテラン職員ねらい撃ちなど公務員賃下げ攻撃で、野田内閣の進める「社会保障・税の一体改革」、東日本大震災の復興財源をも口実にした、庶民増税の「露払い」の役割を担わせようとしています。
「賃金引き下げ、とんでもない」
各地でたたかいの秋
千葉県職労
到達を覆す不当提案撤回を 9月15日、県庁前宣伝行動
千葉県職労は、長年の運動で誰もが5級まで到達の賃金制度を築き上げてきました。
ところが当局は9月6日、4級以上は任用だとし、現行基準適用の4級から7級を1級格下げ、将来は3級までしか保障されないという賃金制度改悪提案を行いました。
原発ゼロへ 流れ大きく
全国各地で運動
東日本大震災と東京電力福島第1原子力発電所事故から半年。全国各地で「さようなら原発」「原発の建設反対」「再稼働は許さない」と集会や申し入れ、訴訟など、原発ゼロをめざす多彩な行動がとりくまれています。
引き続き運動を強化しましょう。
音楽家だって労働者
みえ音楽ユニオンがスタート
組織拡大の秋
助けあい、支えあい あたたかい組合を
みえ自治労連が呼びかけた八重樫節子さんの支援コンサートをきっかけに、「音楽家だって労働者。三重県内の音楽家が入れる組合を作ろう」と組合結成にとりくみ、8月30日、中賀自治体一般みえ音楽ユニオンがスタートしました。
えっ!私がパワハラ?
奈良自治労連 ハラスメント学習会
奈良自治労連は9月11日、「第13回奈良自治労連定期大会」の前段に、パワハラ学習会とミニオペラコンサートを大和郡山市民交流館で行いました。執行委員会でパワハラ・セクハラ学習の要望が上がり、ベテランから「自分らが、後輩や若いもんに、職場や組合でパワハラしてるかも!?」の認識から、「パワハラ対策学習会」となりました。本部の藤倉純夫専門委員を講師に8単組・30人で学びました。
均等待遇の実現もとめ要求書提出
しまね公共サービス労組 奥出雲病院分会
島根県奥出雲町立奥出雲病院では、非正規職員が6割近く占めるにもかかわらず、賃金労働条件は、均等待遇からはほど遠く、働く意欲も喪失しかねない実態です。唯一の有給休暇である年休は、継続勤務年数による付与が行われていません。2004年以降は、それまでの毎年2000円の経験加算を取り止めたままでした。
まともな仕事、くらせる社会の実現を
10・23青年大集会へあなたも
10月23日、「『震災だから』じゃすまされない!まともな仕事と人間らしい生活を!全国青年大集会2011」が東京・明治公園で開催されます。厳しい状況のなか、全国各地で青年たちが、つながり、学び、たたかっています。すべての都道府県からの参加で、「青年大集会」を盛り上げましょう。
教育への政治介入を許すな
首長言いなりの“もの言わぬ”職員づくり反対
維新2条例案成立阻止へ 府民集会に1200人参加
9月6日、政治の介入による公教育破壊と、もの言わぬ府民・職員づくりをねらう「教育基本条例案」「職員基本条例案」を許さない府民集会が、子どもと教育・文化を守る府民会議、憲法改悪阻止各界連絡会、民主法律協会、大阪労連、大教組、大阪自治労連など教育、法曹、労働関係8団体の呼びかけで開催されました。
今月の連載・シリーズ
第132湯
鹿野城主・亀井茲矩が築いた城下町の風情
鳥取市鹿野町
(134)
第115館