機関紙『自治体の仲間』2011年 新年号 Vol.446 子どもたちの生きる歓び人権を守りたい
子どもたちの生きる歓び人権を守りたい
自治労連都庁職・衛生局支部小児総合医療センター分会
昨年3月、東京都は、都立3小児病院(清瀬小児病院、八王子小児病院、梅ヶ丘病院)を廃止しました。しかし、再開を求める都民の運動はその後もねばり強く続いています。また、新たにスタートした都立小児総合医療センターでは新しい分会が結成され、PFIによる経営からおこるさまざまな困難に立ち向かいながら患者・家族の立場に立った医療の実現、小児医療・小児精神医療の充実と労働条件改善をめざしたたかいを始めています。
平和に住み、働き続けられる職場・地域を創る新しい一歩を
自治労連中央執行委員長 野村 幸裕
組合員のみなさん、ご家族のみなさん、新年あけましておめでとうございます。
みなさんは2011年をどんな年にしたいとお考えでしょうか。
昨年は、小惑星探査機「はやぶさ」の帰還、70年前に絶滅宣言された「クニマス」の発見などワクワクするニュースがありました。一人ひとりの地道な力が集まって大きな成果となっています。NPT(核拡散防止)再検討会議でもみなさんが集めた署名が核廃絶を求める多くの国々の政府代表を動かし、困難ななかであっても「すべての国が核兵器のない世界を達成するための枠組みの確立に向けた特別のとりくみが必要」との文書合意に達しました。
すべての職場でディーセントワークの実現を
ふつうに働き、あたりまえにくらせる社会を
ILOは「すべての労働者に働きがいのある人間らしい仕事を」とディーセントワークを掲げ、グローバリゼーションのもとで、世界中で進む貧困と格差、権利侵害に対抗する世界的目標にしています。
自治労連も全国で、非正規の均等待遇実現、公契約条例制定運動など地域の労働組合や中小企業などとともに共同してとりくんでいます。
28年間休まず「6・9行動」
福岡・北九州市職労女性部
平和だからこそおしゃれもできる
次から次へと来る「合理化」攻撃とのたたかいや要求実現の運動、地域との共同など、女性の活動は年中休みなしです。でも、どんなに忙しくても、毎月の「6・9行動」は休まず、28年間続けています。あるときはカンカン照りの夏の日差しのなか、またあるときは木枯らしの吹くなか、雨の日もアーケードや駅のデッキの下で、そして先月はクリスマスイルミネーションの光のなかで…。
兎のように跳躍します
2011年、あけましておめでとうございます。
今年は兎年。兎にちなんで大きく飛躍の年にしていきましょう。
岐阜県事務所
「兎(と)」にも角(かく)にもガンバリます
県組織の確立めざし
岐阜県事務所は、県内全域を視野に、5単組、組合員180人と組織拡大専任者2人を中心に県内を縦横に駆け回って活動しています。
この間、東濃地域では非正規労働者から出された「通勤手当を付けて欲しい」「正規職員と同じ仕事をしても時給も上がらない」といった切実な要求を対市交渉で取り上げ、「要求を実現するなら自治労連の組合に加入しよう、加入すれば職場も地域も変えられる」と仲間を増やして通勤手当支給など待遇改善を実現してきました。
今月の連載・シリーズ
第125湯
(127)
第128景
第108館