機関紙『自治体の仲間』2014年 3月号 Vol.484 住民が希望もてる復興へ 被災地で奮闘つづく公務公共職場の仲間
住民が希望もてる復興へ
被災地で奮闘つづく公務公共職場の仲間
震災から3年 岩手県大船渡市
▲大船渡市への派遣職員のみなさん
(前列左から富田さん、木内さん、後列左から中村さん、立原さん)
立原さんはイベントで愛用している着ぐるみを着用してくれました
東日本大震災から3年が経過しようとしています。編集部では、岩手県・大船渡市で働く全国からの派遣職員や公務公共職場、地域ボランティアのみなさんを訪ねて現状や課題などについて取材しました。被災地では住宅再建や生業の再生などいまも復興に向けた懸命な努力が続けられています。
組合があったからここまで来れた 特養老人ホームの再建へ
岩手県大船渡市三陸福祉会職員労組
▲4月オープン予定の特養老人ホーム
特別養護老人ホームさんりく園は、3・11震災で利用者の半数が犠牲になるなど大きな被害を受けました。施設を再建するには労働組合の結成が不可欠と2011年10月に「三陸福祉会職員労働組合」を結成しました。
3・11岩手 自治体職員の証言と記録
自治労連・岩手自治労連 編、晴山一穂・専修大学法科大学院教授 監修、発行 大月書店 自治労連特別価格 1500円+税(定価2000円+税)詳しくは組合事務所へ
すべての労働者の賃上げへGO
▲「消費税上げるな」「賃金上げろ」とステージから訴え
消費税増税8%は困る 2・2トヨタ総行動 名古屋大集会
愛知県本部
「2・2トヨタ総行動 名古屋大集会」が2月2日、名古屋市・白川公園で開催されました。
「消費税増税8%は小○(困る)」を合い言葉に集まった5000人を前に、太田義郎・愛商連会長が主催者あいさつ。「増税になったら、国民の生活は本当に困る! みんなで反対を叫ぼう」と呼びかけると大きな拍手と「増税反対!」と怒りの声が上がりました。
リレートークでは各団体から増税反対をはじめ、安倍自民党政権への怒りが続出。「年金を切り下げるな」「賃金を上げろ」「社会保障改悪反対」など、ステージ上から参加者へ、その切実な思いがアピールされました。
閉会あいさつに立った榑松(くれまつ)佐一・愛労連議長が、「増税の上に生活保護や年金の切り下げなど、とんでもない話。この集会は消費税増税に反対する全国のたたかいに火をつけるものだ」と呼びかけ。その後、市内3コースでデモ行進しました。
仕事・職場から憲法を地域にいかす自治労連全国交流集会
2014年4月19日(土)13:00~20日(日)12:00
全国の素晴らしい実践と経験が集まるこの集会。参加することで、明日からの仕事内容が変わるかも…。くらしに憲法がいかされていない現状を、自治体の仕事・職場でどのように変えていくのか。「住民のためにいい仕事がしたい」-この願いを叶えるために、「全員集合」。
許せない「戦争する国」づくり
安倍首相がねらう「集団的自衛権の行使」容認Q&A
安倍首相は、今国会開会中(~6月22日)に「集団的自衛権の行使」を容認する「閣議決定」を「私の責任で行う」としています。昨年末の「特定秘密保護法」に続き「戦争する国づくり」が「数の力」を背景に強引に推し進められようとしています。
人員増待ったなし 14春闘アンケート 中間集約と分析
切実な要求課題うきぼりに
職場の実態編
先月号(生活実態・賃金要求など)に続き、春闘要求アンケート中間集約(2万1780人分)から、職場の実態について報告します。引き続く人員削減・労働強化のもとで、賃金だけでなく人員や休暇などに強い要求が現れた結果となりました。
くらし守る要求かかげ共同を広げよう
主張 消費税増税中止を
第186回通常国会の予算委員会審議で安倍首相は集団的自衛権の行使にかかわる憲法解釈の変更について、「(政府の)最高責任者は私だ。政府の答弁に私が責任をもって、そのうえで選挙で審判を受ける」などと述べ、首相が自由に憲法の解釈を変更できるかのような発言を行いました。これは最高法規としての憲法の在り方を否定し、立憲主義を否定する極めて危険なものであり、自民党内からも批判が相次いでいます。
公契約条例は地域の賃金の指標に
公契約キャラバンで20市と懇談 静岡
▲公契約条例が労働者にも地域振興にもプラス効果があることを説明し、制定を要請しました(写真は伊東市との懇談)
1997年以降、日本の労働者の賃金は先進国で唯一下がり続け、また年収200万円以下のワーキングプアが4人に1人という、きわめて異常な状況となっています。特に非正規や下請労働者の賃金・労働条件悪化が顕著で、地域の賃金底上げには最低賃金の引き上げとともに公契約適正化が重要になっています。
市民の力で憲法をくらしに生かす横浜を
明日のヨコハマを考えるつどい 第16回市民自治研究集会
▲「模擬授業 子どもたちは地方自治をどう学んでいるか」
横浜市で第16回市民自治研究集会が2月16日に開催されました。このとりくみは横浜市従が事務局となり、医療、福祉、教育、建設、中小企業等の運動団体が集まり、実行委員会を作り、企画運営しています。
仲間を増やし、グチを要求に交渉へ
第22回 自治体非正規・公共関係労働者全国交流集会 in京都
▲パネルディスカッションの様子
労働者派遣法の改悪は許さない
「仲間を増やし、自分たちの声を集め、グチを要求に交渉し、職場に返す運動を継続していこう」と第22回自治体非正規・公共関係労働者全国交流集会が2月1~2日に京都市で開催され、331人が参加しました。
利用者の保険はずし 市町村による安上がりの事業に移行
社会保障 プログラム法を 斬る シリーズ(2)介護
第185回臨時国会で強行可決された「社会保障プログラム法」は、医療や介護などの分野で「効率化」「重点化」「適正化」の名のもとに、サービスの切り下げや負担増、「保険はずし」の方向を示しています。第2回目は、介護分野についての改悪内容を詳しく見ていきます。
4月は要求実現へ仲間をつなぐチャンスです
春の組織拡大月間
▲京都・福知山市学校給食センター分会のみなさん
この春、組合員増勢に向け、すべての地方組織・単組ですべての対象者を視野に対話を進めましょう。労働組合の姿を見せ、職場に風を吹かせ、スピード重視、ねばりの発揮で思い切って仲間を増やしましょう。
安倍政権の暴走ストップ 「憲法を暮らしの中に」
行動する医師 尾崎望(のぞむ)さんと府政転換
▲京都府政の転換を訴える尾崎望さん
安倍政権の暴走と、それと一体となって府民生活を破壊する現府政への2つの審判が問われる、全国注目の京都府知事選挙が目前に迫っています。尾崎望さんとともに「京都から悪政に審判を」と共感と期待が広がっています。
公的保育の拡充へ 保育新制度の問題点を学び交流
子どもの権利が保障される保育制度こそ必要と確信
▲オープニングは大阪府下の保育士のみなさんのダンスと歌で盛り上がりました
第22回 自治体保育労働者の全国集会に1100人つどう
「第22回自治体保育労働者の全国集会inおおさか」が2月22~23日に開催されました。来年4月から本格施行となる「子ども・子育て支援新制度」が1年後に迫り、財源確保をはじめ多くの課題が未定なまま実施されようとしています。「新制度」について学びたい、最新の情勢や各地方のとりくみなどを交流したいと、全国からのべ1100人が参加しました。
今月の連載・シリーズ
第159湯
(161)
第142館
第31品
愛媛・松山市職労 戸田 克江さん
「おいしい」とイワシて!