「知ることは力!」女性ステップセミナーで運動に確信
「2月28~3月1日(土~日)自治労連会館で、女性役員育成、女性(婦人)部組織強化を目的に女性ステップセミナー2015が開かれ、14地方組織28人、本部役職員含め計33人が参加しました。うち20代30代が三分の一と、若い世代と中堅層のバランスの良い参加構成となりました。
初日は、開校式で田川英信学校長(自治労連副委員長)の挨拶のあと、早速、松繁美和副委員長による第1講義「輝く自治労連運動 歴史と未来」に入りました。参加者からは、「ILOが公務員にスト権を与えるよう勧告していることをはじめて知った」「自治体の役割を改めて考えさせられた。国の悪政を防ぎ住民のために働くという基本的なことを、心にとめておかなければ」という感想がありました。
第2講義「ジェンダー平等を求める運動」では、石川康宏神戸女学院大学教授が、パワーポイントを使って、ジェンダーとは何か、今の社会の中で実際にどんな差別があるか、今後、男性とともに人間らしく生きられる社会づくりに向けて運動していく必要についてなど、語られました。参加者からは、「専業主婦は、歴史の中で決して普遍的ではないことを知り驚いた」「世界標準から日本の現状を考えなくてはいけないことがわかった」などの感想が出されました。
小グループに分かれた討議では、第1・第2講義について感想を出しあうとともに、職場の状況も交流しました。
二日目は、「共済メリットを活かして仲間増やしを」という篠原勇自治労連共済専務理事のミニ講座のあと、2グループに分かれて「明日の自由を守る若手弁護士の会」の深井剛志さん、舩尾遼さんの二人の弁護士から憲法の基本を学びました。参加者からは、「憲法が自分たちの生活に直結していることがわかった」という声が多く寄せられました。座談会形式の学習は、今回はじめての試みでしたが、「弁護士の先生と議論するのは緊張した」という感想の一方、「身近に学べて良かった」「地元でも憲法カフェをやってみたい」という感想も沢山出されました。
その後、「知ってまもってイキイキと~私たちの母性と生き方」と題し小椋芳子さん(大阪母性保護講師団)から、自分自身の身体のしくみを知ることにより、健康にはたらくことができることを学びました。参加者からは、「楽しい話だった」「男性も女性もお互いの身体のことを知るのはとても大事だと感じた」「職場の人にも聞かせたい」という感想が寄せられました。
閉校式では、各グループごとの報告に続き・岩手から参加した森裕子さんが代表して修了証を受け取り、田川学校長の閉校あいさつ・最後に記念撮影をして解散しました。