「職員増やして」が切実な願い
震災から2年 岩手・大船渡を訪ねる
▲JR大船渡線・大船渡駅があった場所の周辺は今も平地のまま…
このまちの復興へ自治体職員のがんばりは続く
3・11の大震災から2年が経過しようとしています。今号では、岩手県大船渡市を訪ね、復旧・復興の実情や課題、そこで奮闘している自治体職員、住民の思いなど取材しました。大船渡駅周辺の中心街だったところは今も平地のままとなっています。また、被災して家屋を失った住民は、現在も多くが仮設住宅でくらしています。
主張
国公賃下げの地方への波及を13国民春闘ではね返そう
公務員賃下げ許さない、官民共同のたたかいを
政府は、地方公務員に国家公務員に準じた賃金削減を要請することと、賃金削減が前提の地方交付税を減額した2013年度予算案を決めました。
総務大臣が都道府県知事をはじめ、市区町村長や議会議長に出した書簡文では、給与減額措置を、地方公務員に要請する理由として、「地方公務員の給与が高いから」や「国の財政状況が厳しいから」行うものではないとし、「日本再生」と「負担増をお願いすることとなる消費税について国民の御理解を得ていくため」と説明しています。消費税増税と社会保障切り捨ての「露払い」として、公務員賃金を削減することを公言したものです。また、公務員賃金引き下げは、直接625万人の労働者の賃金に影響し、GDPを2.4兆円も減少させます。
地域経済の悪化を加速させる地方公務員賃金7.8%削減強要
ここが問題 地方公務員の賃金削減
3月13日・14日の全国統一行動で反撃を
政府は不当な地方公務員の賃下げ(国公並平均7.8%)を7月から行うとしています。職場や地域から賃下げを許さないため、そのねらい、公務職場で働く仲間や地域経済に与える影響、たたかいの意義や方向、とりくみについて特集します。
雇用を守れ 賃金引き上げろ
いのち・暮らし・雇用を守れ2・8中央行動
いのちとくらしの礎(いしずえ)、憲法を守ろう全国から5500人
安倍政権が大企業には金融緩和など優遇する一方で、生活保護費引き下げや地方公務員の賃金削減など国民に負担を押し付けようとする政治に対し、「いのち・暮らし・雇用を守れ」をスローガンに2・8中央総決起集会、各省庁前行動、国会請願デモ、議員要請行動を行い、全国各地から、のべ5500人が参加しました。
13春闘アンケート 中間集約と分析
職場の実態編
健康で働き続けたい人員増は切実な要求課題
先月号(生活実態・要求内容など)に続き、春闘要求アンケート中間集約(2万6977人分)から、職場の実態について報告します。人員削減のもと、健康への不安とともに、それでもがんばらざるを得ない仲間の姿が表われています。※( )内は、昨年の数字。
原発事故から2年 安心できる地域、笑顔で明るい職場に
福島・二本松市職労
福島第一原発事故からまもなく2年。二本松市では「全戸除染」方針により約5000戸分の除染業務が発注され、来年度には全世帯に広げる予定です。試験実施から模索が続き、「全市的な力を結集しなければできない」との結論から市内132社の参加で「二本松市復興支援事業協同組合」が発足し、除染が加速しています。市が随意契約で協同組合に発注し、各社が除染を請け負うという仕組みです。大手ゼネコンの下請けでは20〜25%程度も請負額が下がります。ゼネコンに頼らない地域循環型除染が力になっています。
沖縄平和ツアーLOVE&PEACE
自治労連千葉県本部青年部
みっちり学んでしっかり交流
自治労連千葉県本部主催「沖縄平和ツアー2013」が1月25〜27日に開催され、青年を中心に45人が参加しました。
世界一危険な普天間基地、米軍ヘリが墜落した沖縄国際大学、極東最大の米軍航空基地である嘉手納基地、「普天間の代替基地」という名目で基地建設が進められようとしている辺野古を見学しました。陸軍病院南風(はえばる)壕では懐中電灯の光をたよりに歩き、ひめゆりの塔と資料館では、当時の異様な状況や証言を聞くなど、学習を深めました。
公的保育を守るのは私たち
第21回自治体保育労働者の全国集会inちば2月16日〜17日
現行保育制度を解体し、子育てを市場原理にゆだねようとする新制度が、2015年4月にも本格施行されようとする情勢のもと、全国からのべ1200人以上の参加で保育情勢を学び、各地のとりくみを交流しました。
組合を大きくして攻撃をはね返し要求を前進させよう
春の組織拡大月間
みなさんの「近い」を活かし身近な人に声をかけよう
賃下げ攻撃への怒りの声を大きくしよう
政府は、地方公務員の賃金削減を自治体に強要しようとしています。この削減は国民に消費税増税を押し付ける「露払い」であり、安倍首相は民間に賃上げを要請する一方で公務員には賃下げを強要するのは大きな矛盾です。
賃金削減は、職員の生活を圧迫し、すべての労働者への影響、地域経済への悪影響とあわせ、地方交付税を人質に地方自治を破壊するなど多くの問題があります。全国市長会も抗議の緊急アピールを出しています。しかし、自治体によっては賃金削減強行の動きも出始めています。
こうした不当な攻撃を跳ね返すには、たたかう労働組合が強く大きくなることが必要であり、当局に削減提案をさせない大きな力になります。
まだ労働組合に加入していない人や新規採用職員に、「席が近い」などみなさんがさまざまなつながりを活かして身近な人から加入を呼びかけてみんなの力で要求を前進させましょう。
10万人の非正規公共評の実現へ
第21回自治体非正規・公共関係労働者全国交流集会in安中
「誇りと怒りの大運動」推進で雇い止め、賃金差別を許さない
▲松原秀一非正規公共評事務局長による基調報告
群馬県安中市内で非正規公共労働者の交流集会が2月2〜3日に行われ、約200人の仲間が参加しました。
自治体非正規職員や、公務公共関係職場に働く仲間の「雇い止めを阻止し、賃金労働条件の均等待遇をめざし、10万人の非正規公共評を実現しよう」を基調に、全体集会・分散会などが行われました。
仲間がいるからがんばれる
自治労連青年ステップセミナー2013
「自治労連青年ステップセミナー2013」を2月23〜24日、自治労連会館で開催、35人が参加しました。
セミナーは、自治労連運動の基礎を学び、自らの仕事や思い・悩みを語り合い、今後の地方組織・単組の役員として積極的役割を担うことをめざし、学習しました。
今月の連載・シリーズ
第148湯
白砂に雪、白波立つ日本海
京丹後市久美浜・神の温泉
(150)
第131館
第20品
和歌山・橋本市職労保育給食部会
レモンソースは優れもん