「新システム」で子どもは守れない
「社会保障・税一体改革」に連動する子ども・子育て新システム
第20回自治体保育労働者の全国集会inあいち
野田政権は、現行の保育制度を解体し、保育を市場化する「子ども・子育て新システム」法案の今国会への提出を狙っています。公的保育制度は、大改悪が続く社会保障制度の最後の砦。自治労連は、自治体保育労働者をはじめ保護者や関係団体などと共同の運動を広げ、法案提出阻止に向けたたかっています。
主張
「3・11」から1年
震災便乗の「構造改革」許さず、憲法が生きる生活支援と復興を
東日本大震災・原発事故から1年。復旧・復興は、阪神・淡路大震災時と比較しても大きく遅れています。その原因は「構造改革」と「大企業優遇」の政治にあると指摘されています。
この間、政府は地方自治体に市町村合併や集中改革プランを押し付け、さらに社会保障費の削減と公立病院改革ガイドラインによる病院の統廃合、医師・看護師の削減等を推進してきました。
多彩な行動で、春闘山場へ決起 いのちとくらし守れ
12春闘要求実現 2・10中央行動
2月10日、東京・霞が関を中心に、全労連・国民春闘共闘などによる「12春闘中央行動」が終日展開され、全体で7000人が参加しました。この行動は12国民春闘山場となる3月15日の全国統一行動にむけて、民間と公務の連帯したたたかいで春闘を大きく発展させる総決起の場となりました。
賃下げ法案撤回求め国会前座り込み行動
民・自・公の強行可決を糾弾
2月23日、民主・自民・公明は「国家公務員給与臨時特例法案」を衆院で強行可決しました。全労連公務部会は雨のなか、午前10時から国会前で座り込み、昼には要求行動を展開。自治労連代表は「公務員の賃下げが地域経済に与える影響は非常に大きい。地方経済を活性化し、循環させていくためにも賃下げ法案を廃案にし、阻止するため奮闘していく」と決意を表明しました。
自治労連「独裁政治ノー」と全国から支援行動
職員の思想調査、2条例提出
橋下大阪市長・「維新の会」が強行
2月22〜23日、大阪市の橋下徹市長と「維新の会」による独裁的な府・市政運営に反対し「全国に波及させてはならない」と自治労連の支援行動に全国から50人余がかけつけました。
仲間がいるからがんばれる 20年の到達点を飛躍の土台に
第20回自治体非正規・公共関係労働者全国交流集会
2月5日、香川県琴平町で「自治体非正規・公共関係労働者全国交流集会」を開催し、303人が参加しました。非正規雇用・公務公共関係評議会の大場みゆき議長はあいさつで「中野区非常勤保育士裁判の歴史的勝利判決」「大阪枚方市非常勤裁判の逆転勝利」などを紹介し、20年の歩みを報告しました。
12春闘要求アンケート 中間集約と分析
「住民のためによい仕事がしたい」健康問題、人員増は切実な要求課題
職場の実態編
12春闘要求アンケートには、賃金と同様に、日常の業務や健康についても切実な要求が寄せられました。長時間労働で蓄積する疲労、住民のためによい仕事をするためにも、人員増は急務です。
「ゲンパツ」いっしょに考えよう
九州青年プロジェクトin鹿児島
川内(せんだい)原発見学と学習会 2月4〜5日
原発を見てみないとはじまらない
2月4〜5日、自治労連九州ブロックの交流企画「九州青年プロジェクト第2弾」を鹿児島にて開催し、九州各地から17人が参加しました。この企画は、昨年の東日本大震災と福島原発事故を契機に「自分にも何かできないか」と模索する青年のために、原発とは何なのかを根本から考える機会をつくろうと企画したものです。
誇りと怒りの大運動 子どもの成長育む仕事に誇り
岡山市職労臨時保育士支部
劣悪な労働条件に立ち上がった保育士たち
岡山市職労では、2010年12月、劣悪な労働条件を少しでも改善するためにすべての臨時保育士を対象にアンケートを実施。290人から回答があり「仕事の内容は正規とかわらない」「せめて忌引休暇がほしい」「勤務年数に応じて賃上げを」など切実な声が寄せられました。
時間外勤務の軽減や職場改善で役割発揮
室戸市・労安活動が本格始動
高知県室戸市では、労働安全衛生委員会が2011年夏より本格始動、産業医の同席のもとで毎月開催されています。
職場巡視や長時間勤務の把握と聞き取り、公務災害状況、職場復帰プログラムなどを重点課題にしています。労安委員が職場巡視を行い、照明、地震対策、空調、段差、清掃、救急箱の設置、分煙対策について、市長に意見を提出しました。長時間勤務問題では、月50時間以上残業している課の所属長から聞きとり調査をし、職員へのヒアリングを行いました。
どうなる高齢期雇用と定年延長問題 シリーズ(3)
「こんな職場・自治体にしたい」を実現するとりくみと結んで
高齢期雇用問題では、雇用(定年)と年金の接続は言うまでもなく、住民のいのちとくらしを守る公務・公共サービスの拡充に結びつけてとりくむことが大切です。シリーズ(3)は、私たちの要求(案)と、とりくみの方向についてです。
東日本大震災を通して、公務・公共サービスの重要性が国民的にも明らかとなり、構造改革からの転換、災害に強い・安心して住み続けることができるまちづくりが求められています。
橋下大阪市長・「維新の会」がすすめる独裁政治ストップ
大阪府2条例案、大阪市の思想調査とのたたかい
大阪では昨年11月の府・市ダブル選挙以降、橋下徹大阪市長・「維新の会」による強権政治が続いています。大阪市は2月上旬、職員に思想調査を一部実施し、大阪府知事は2月23日、職員基本条例・教育行政基本条例を府議会に提出。
橋下「独裁」阻止に総力でたたかう大阪自治労連の前田仁美委員長に聞きました。
今月の連載・シリーズ
第137湯
四季(色)に彩られた豊かな自然に抱かれる 三重県三重郡菰野町
(139)
第120館
第9品
愛媛・松山市職労 戸田 克江さん
なんじ・ゃ・、こ・のおいしい天ぷらは?