3.11岩手 自治体職員の証言と記録
文献の概要
タイトル | 3.11岩手 自治体職員の証言と記録 |
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著者 | 自治労連・岩手自治労連 編 晴山一穂 監修 |
出版社 | 大月書店 |
出版年月日 | 2014年03月07日 |
頁数 | 371ページ |
状況 | 在庫あり |
分類 | 民主的自治体労働者論 |
東日本大震災が発生したまさにその時、被災地岩手の自治体職員はどのような状況に置かれ、どのような思いを抱き、どのような行動をとったのか。実際の現場にいた岩手の自治体職員50余人がはじめて綴る3.11慟哭の証言と記録です。
自らの犠牲も顧みず、自宅も家族も、そして同僚もどうなっているかさえわからず確認もできないという中で、誰一人として離脱せず、それぞれの持ち場において、指示されるのを待つのではなく、自らの判断で、住民の生命と生活を守るためにとった数々の行動の多くは、経験したことのない緊急事態を前にしてとった自治体職員としての本能的な行動です。それは、まさに日本国憲法が描く公務員像に深く通じるものと言えるものでした。
同時にそれは、岩手自治労連の「職場を基礎に、住民のために、住民とともに」のスローガンの、究極のもとでの実践でもありました。
≪内容(肩書はいずれも当時)≫
はじめに(自治労連委員長・野村幸裕)
監修にあたって(晴山一穂・専修大学法科大学院教授)
第Ⅰ部 証言と記録
第1章 | 3月11日「その時」 岩手沿岸部自治体を襲った震災と津波 洋野町/久慈市/野田村/普代村/岩泉町/山田町/大槌町/釜石市/大船渡市/陸前高田市/福祉施設/保育所/盛岡市/奥州市/一関市 |
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第2章 | 全国からの派遣 埼玉県・川越市/東京都・世田谷区/愛知県・名古屋市/京都府宇治市・消防/大阪府・保健師ほか |
第Ⅱ部 自治労連の取り組みとこれからの課題
はじめに | (自治労連書記長・猿橋均) |
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第1章 | 岩手被災地支援センターの活動(自治労連副委員長・松繁美和) |
第2章 | 圧倒的な職員不足のなかでも住民のためにがんばる仲間(岩手自治労連佐藤一則委員長) |
第3章 | 岩手の震災からの復興の現状、そこから見えてくる課題(岩手自治労連渡辺孝文書記長) |
第4章 | 住民本位の復旧・復興へ 自治労連の要求と提案(自治労連中執久保貴裕) |
第5章 | 被災自治体に対する人的支援のあり方(晴山一穂・専修大学法科大学院教授) |
あとがき (岩手自治労連委員長・佐藤一則)
- カテゴリー:
- 民主的自治体労働者論
- 年代:
- 2010年代