5　政令201号

　連合国軍による日本支配は間接統治の形態をとっていました。このため、日本政府は連合国軍の指令を実施するために、本来なら法律で定めなければならないような事項も命令（政令、勅令）で行えるようにし、緊急勅令の形で命令を定めました。このような命令（政令、勅令）をポツダム命令といいます。ポツダム政令の多くは1952年のサンフランシスコ講和条約で法律により廃止されました。しかし、ポツダム命令である政令201号は、本文にあるように、国家公務員法改正や地方公務員法制定によって国内法に取り込まれ現在に至っています。