自治体労働運動資料室

民主的自治体労働者論アーカイブ

21 地方自治体の性格に関する内容は次の通りです。

 「地方自治体は国家の下部機構のひとつとしてつくられた反動的な国民支配の執行機関としての制度であるが、地方議会の制約を受ける地域住民の自治組織としての制度でもあります。
 政府自民党は、この地方自治体を反動政治の執行機関としてより強力に役立たせようとしています。
 ・・・・・しかし自治体の行政を民主化することも可能。地方自治体の行政の仕組みは・・・・・政府が自治体の行財政を支配するようになっています。革新首長といえどもこの仕組みを無視して行政の執行はできません。同時に、住民の要求とたたかいの力、民主勢力の力、民主的な地方議会の力などに支えられ、広範な共同闘争の大きな力を結集することによって、地方自治体の行政を民主的に改革していくことも可能です」