自治体労働運動資料室
民主的自治体労働者論アーカイブ
23 自治体労働者の二つの側面
「労働者の立場、困難であっても制度を改正するたたかいが重要。労働者の立場での要求実現のたたかいは、経済闘争など色々ありますが、労働条件の問題でも明らかなように多くの要求は、公務員制度(労働基本権・給与制度)を改革しない限り、京都府政がいかに民主主義的立場を貫いても解決できない客観的事実があります。・・・・・したがって労働者の立場からも全国的な闘争で要求実現を図るたたかいがどうしても必要であり、また根本的には全国的な革新統一戦線を築き上げ、政治を変える大きな目標を達成する方向に粘り強く進んでいかねばなりません。
行政を執行する立場は住民の利益を第一とする考え方。「行政を執行する立場」としての自治体労働者のたたかう方向は、住民の利益擁護を第一の課題として住民との団結を求め、労働と民主的活動を通じて民主的自治体建設をめざしてたたかうことです。政府・自治体当局のためではなく住民の利益のために働く立場は、反動首長の下でも、革新首長の自治体でも、共通する自治体労働者の根本問題です。」