1960年代~1980年代の日本共産党が発表した労働組合運動に関する決議・決定、政策・論文をまとめて「基本文献集」として発刊したものです。
「決議・決定」編では、日本共産党の第8回党大会から第17回党大会までの労働組合運動に関する主要な決定文書が掲載されています。第8回党大会関係の第9回中央委員会決定「春闘、4.17スト問題をめぐる総括と労働運動の当面の諸問題」など、日本の労働運動の歴史を考えるうえで欠かせない決議が含まれます。
また「政策・論文」編は、民主的自治体労働者論の形成にも大きな影響を与えた「住民本位の行政を効率的な機構でー地方自治体の人件費問題その他をめぐる日本共産党の見解」をはじめ「教職員運動の正しい前進のためにー教師論・ストライキ論、『特定政党支持』義務付け問題」(1974年8月)「臨調路線と公務員問題―ニセ『行革』を阻止し国民生活を擁護するために」(1981年10月)「職場の自由と民主主義のあらたな前進を」(1985年10月)など、労働運動に大きな影響を与えた政策がまとめられています。