核兵器廃絶の未来をつくりだす夏
平和の思い次世代へ
長崎自治労連・長崎市従組
▲被爆継承推進事業の一環で行った碑めぐりで、原爆落下中心地、平和公園、小学校などを案内する三根さん(左から2人目)
核兵器廃絶と恒久平和の実現を世界に訴え続けている長崎市には、原爆被爆対策部被爆継承課があります。核兵器禁止条約が国連で採択された歴史的な転換期に、被爆継承課で働く長崎市従組の仲間に想いを聞き、条約採択につながった「ヒバクシャ国際署名」など長崎自治労連のとりくみを紹介します。
ヒバクシャ国際署名が力に
開発・所有・使用など全面禁止 核兵器禁止条約が採択
ニューヨーク国連交渉会議
▲全国から集めた296万3889筆の署名を届けた代表団。自治労連から桜井眞吾書記次長が参加
国連の核兵器禁止条約の交渉会議で7月7日、国連加盟193カ国中124カ国の投票、122カ国の賛成で条約が採択されました。
全国から要求持ち寄り17夏季闘争勝利へ
くらし改善の賃上げを
7・21 中央行動 第3次最賃デー
▲銀座デモで「働くことは個人の尊厳」「みんなの力で流れを変えよう!」と歌いあげる声に合わせてリズムにのる青年の仲間
全労連・国民春闘共闘・公務労組連絡会は、2017年夏季闘争の勝利に向けて7・21中央行動を行いました。2017年人事院勧告での公務員賃金引き上げ・労働条件改善、臨時・非常勤職員の賃上げと均等待遇の実現、退職手当の引き下げ阻止、定年延長実現などを求めて自治労連の230人を含め、1000人以上が集まりました。
九州北部豪雨 現地福岡からのレポート
被災住民の生活を守る復旧応援に期待
▲現地ではボランティアの受け入れも始まっています。写真は7月23日、泥のかき出しをするボランティア
7月5日から7日にかけ、九州北部を中心に記録的豪雨が襲いました。7月26日現在で死者35人、行方不明者は6人、現在も福岡・大分県で、600人以上が避難を続けています。被災直後の現地報告とともに災害救援カンパを要請します。
介護の現状・職場の労働実態を学び合う
利用者・家族 介護労働者に安心を
介護関係労働者全国交流集会 愛知県・名古屋市
▲明治学院大学社会学部教授の河合克義さんをコーディネーターに三重、愛知・豊橋市、鳥取の現場から報告を受けるシンポジウムも開催しました
主張 平和を考える8月
歴史的岐路に立つ今、憲法がいきる日本を未来に残そう
8月15日は終戦記念日です。アジア・太平洋戦争では、300万人を超す国民の命が失われました。さらに、旧日本軍は2000万人ものアジア各国の人々の命を奪いました。その反省から私たちは再び戦争をしないと決めた日本国憲法を獲得しました。自治体労働者は「二度と赤紙(召集令状)は配らない」を合言葉に、戦争に加担するのではなく、住民生活の安全・安心のために働くことを大きく掲げてきました。
北から南から憲法キャラバン
憲法をいかし、住民生活を守る自治体
▲岩手・遠野市でも「平和憲法の維持は当然」
自治労連は憲法を守りいかし、地方自治を発展させる流れを築こうと、憲法キャラバンを提起。そのなかで、自治体の苦悩と奮闘が明らかになっています。今号では、岩手、沖縄の仲間のとりくみを紹介します。
全国ですすむ職場訪問
不払い残業「自己責任じゃない」
高知自治労連
▲職場訪問で聞き取りをする室戸市職労の福留裕治委員長(奥)と寺内遼生青年部長(右)
高知自治労連では、いっせい職場訪問の意思統一を行い、県内の単組代表者会も開き周知徹底しました。県本部の役員・書記も職場訪問に参加。現在、半数を超える単組で実施しています。
すすむ非正規公共評(32)
平泉町で初めて 非正規の仲間が組合に加入
岩手自治労連 平泉町職員組合・岩手自治体一般労組
▲6月14日の非正規職員懇談会
平泉町役場では、これまで臨時職員など非正規職員の組合加入はありませんでした。平泉町職では非正規職員に関わる要求前進も勝ち取っていましたが、非正規職員の切実な声を要求に結びつけ、改善を勝ち取るために、5年前に非正規担当の執行委員を配置し、2015年から毎年、非正規職員懇談会を開催してきました。
シリーズ2 いちから学ぶ仕事と権利
人事院勧告制度のしくみ
人勧特集号の活用と積極的な要求書提出を
8月初旬には、自治体労働者にも大きな影響を与える人事院勧告が行われますが、公務員賃金をめぐる人事院勧告制度の概要と問題点を解説します。
カジノ・万博・地方自治 職場の実態から学ぶ
語り合いましょう〝公共の役割〟
第19回 大阪地方自治研究集会 7月9日 エル・おおさか
▲自治研集会には職員や住民203人が参加しました。写真は開催あいさつをおこなう森裕之教授
第19回大阪地方自治研究集会が7月9日に開催されました。7年ぶりの自治研集会では、「語り合いましょう『公共の役割』」をテーマに、住民生活にかかわるさまざまな問題と自治体の現場や労働組合のとりくみを検証し、あらためて大阪における住民本位の行政を確立させていくための報告や交流が行われました。
優勝 中国ブロックチーム
世代・職場・地域をこえ交流を深める
自治労連 第24回 全国将棋大会 7月14日~15日 神奈川・湯河原
▲熱戦を終え充実した顔の参加者のみなさん
第24回目となる全国将棋大会は7月14~15日、「将棋の聖地」と言われる神奈川県湯河原町「杉の宿」を会場に、日本将棋連盟・勝又清和六段を招き、10地方組織16単組、実行委員会役員を含め37人の参加で開催しました。
今月の連載・シリーズ
第19録
さいたま市 鉄道博物館
宿場町から鉄道の町へと発展した大宮
〔38〕
神奈川・鎌倉市職労 中田(なかた) 隼(はやと)さん
思いやりをパートナーに届けるスポーツ
Collection38
第69品
福岡・北九州市職労 永倉 久恵さん
「マスターどう?」「うまいんじゃが」