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主張 第90回メーデー

メーデーに結集し、政治の転換めざそう

今年のゴールデンウィークは10連休と言われていますが、そのなかには、5月1日のメーデー、5月3日の憲法記念日が含まれています。

それぞれに、歴史的な意義があり、労働者の人間らしい働き方の確立や、平和・民主主義・基本的人権の観点からも、国民・労働者にとっても大変重要な意味を持つものです。

8時間労働制の実現と戦争反対かかげた歴史

5月1日のメーデーは、1886年5月1日、長時間労働に苦しむアメリカの労働者が「8時間労働」を要求してストライキに立ち上がったことが起源です。第2回からは、ヨーロッパ列強による植民地の分割競争で、世界の平和が脅かされる情勢下で、戦争に反対し平和を守ろうと政治課題もかかげられるようになりました。

日本では1920年に第1回メーデーが東京・上野公園で1万人余が参加して開かれましたが、戦時中の10年間程中止され、戦後に復活し、今年は第90回という節目となります。安倍政権が「憲法改悪・戦争する国づくり」の推進、労働法制改悪のもとでの雇用破壊攻撃、消費税増税が目論まれるなど、重要な政治課題をかかげてのメーデーとなります。

軍拡路線まっしぐらの安倍政治にNOを

5月3日の憲法記念日は、侵略戦争の反省から「戦争放棄・平和主義」を大きくかかげた日本国憲法の施行日として、定められたものです。近年は、安倍9条改憲に反対し、市民と野党の共同で「3000万人署名」の推進や、共同での「5・3憲法集会」を成功させてきました。今年も、東京・有明臨海公園での中央集会をはじめ、全国で「安倍改憲NO!、憲法をくらしにいかせ」をかかげた共同の集会が計画されています。

アメリカいいなりの高額兵器の爆買い、米軍辺野古新基地建設強行など、軍拡路線まっしぐらの安倍政権に対して「軍事費削って、くらしや防災にまわせ」の願いは、メーデーでも憲法集会でも共通のものです。

「たたかうメーデー」の歴史と伝統を守るための転機となった第60回メーデーから30回目の今年のメーデーは、結成30年を迎えた自治労連の歴史とも重なります。

職場の仲間や家族も誘い合って参加し、政治の転換をめざしましょう。

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