メニュー

雇用と50年の蓄積・経験を守る

埼玉 春日部市放課後児童 クラブ指導員労働組合

▲地域宣伝前に支援者に訴える齋藤智代委員長

春日部市放課後児童クラブ指導員労働組合は、春日部社会福祉協議会の事業撤退による突然の雇い止めに対して、児童の保護者と県内外からの労組の支援を受けながら、昨年10月から署名活動と地域宣伝を実施しました。署名2万6000筆、地域宣伝ビラ計5万枚の配布を力にして、社協との団体交渉、市との交渉、市議会への要請をすすめてきました。

雇用と賃金水準の保障 組合の力で勝ち取る

雇い止めが心配された約160人の学童指導員のうち8割超が新しい指定管理先企業へ転籍(有期雇用)、10人ほどが春日部社協での配置転換、本人希望にもとづき全員の4月からの雇用が確保されました。また、新しい労働条件については、これまでの賃金水準と制度が継承されました。退職金制度や休暇制度の充実が今後の課題です。

社協の雇用責任についても追及し、全指導員への和解金、退職金の割増し、就労支援金の支給、年次有給休暇の未取得分の経済保障と、転籍先への「繰り越し」「付与日数継承」も勝ち取りました。

何よりも春日部学童50年の蓄積と経験をもった指導員が児童たちのもとに残れることが最大の成果です。新しい職場での要求実現と、指定管理者制度の乱用を許さない運動にとりくみます。

関連記事

関連記事