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ようこそ自治体の職場へ 私たち組合があなたの力に 一緒によりよい病院にしていこう

静岡・中東遠総合医療センター労働組合

▲組合の実績やとりくみを分かりやすく紹介したパンフレットを手に説明

全国で新規採用職員の労働組合への加入がすすんでいます。静岡・中東遠総合医療センター労働組合では、職場に競合組合があるなか、長時間労働など過酷な医療現場を少しでも変えるため、一人でも多くの仲間を迎えようと、組合説明会や職場での声かけにとりくんでいます。

中東遠総合医療センターは、静岡県西部の掛川市にあり、2013年5月1日に掛川市立総合病院と、隣接する袋井市民病院を統合して開設されました。全国で初めて市立病院が統合したもので、1000人余りの職員が中東遠(遠州地方の中部および東部)の地域医療を担っている基幹病院です。今年は看護師・コメディカル・事務職を合わせて50人が入職しました。

一人では変えられない だから組合に入ろう

組合説明会が行われる4月5日夕方に、組合役員が組合事務所に集合。中山結美子副委員長が「一人ひとりに声をかけていこう」と確認し、研修を終えた新入職員を説明会場で迎えます。

最初に芝田圭史委員長が「入職おめでとうございます。医療現場の長時間労働が注目されていますが、一人では職場を変えることはできません。労働組合は職員の願いを実現するためにがんばる仲間です。一緒によりよい病院、職場にしていきましょう」とあいさつしました。

オリジナルカードで新生活を応援

中東遠総合医療センター労組では院内の売店や食堂の利用でポイントがたまるオリジナルカードを作っています。このカードの使い方や新生活を応援するため、医療職場に必要なグッズがカタログで選べるプレゼントを紹介しながら、「何かわからないことないですか」と声をかけると会場はにぎやかになり、なごやかに新入職員との交流ができました。

高い離職率 働き続けられる職場に

芝田委員長は、「看護師は、体力的にも精神的にもきつい仕事です。看護師の離職率は高く、1年も経たないうちに辞めてしまう人も少なくありません。だからこそ、『もっとこうしたら働き続けることができるのに』『仕事をしやすくしてほしい』の声を、組合に相談してもらいたい」と語ります。

組合員の声を集めて要求を実現

中東遠総合医療センター労組では、組合に寄せられた相談や意見をすぐに当局に確認し、組合員に返しています。

毎月1回の定例会で各部署からの意見を集め、団体交渉では組合員が参加して生の声を伝えて、夜勤の翌日を休暇とすることや、遅番勤務が長時間労働となることから遅番手当1000円を支給させるなど成果を勝ち取ってきました。

中東遠総合医療センター労組は、引き続き組合加入をすすめて、よりよい病院と職場をめざして奮闘します。

▲中東遠総合医療センター

▲育休中の仲間も駆けつけて組合の必要性を訴えました

▲説明会を終え、組合加入してくれた新入職員

▲芝田圭史委員長

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