ハラスメントも長時間労働もなくしていこう 労安活動で職場環境改善を実現
第23回 労働安全衛生・職業病全国交流集会in近江八幡
滋賀県近江八幡市で、6月1~2日に第23回労働安全衛生・職業病全国交流集会が開催され、18地方組織79人が参加しました。労働安全衛生活動強化には労働組合の役割が重要であることを学びました。
労働者の団結がいのちと健康を守る
記念講演はNPO法人メンタルサポート京都の山村隆さん。ハラスメント根絶など職場環境づくりに労働組合が果たす役割の重要性を指摘し、「団結する以外、労働者のいのちと健康を守る手段はない」と語りました。
自治労連公務災害担当弁護団の山口真美弁護士は、自治労連が発行した『知っていますか? 公務災害認定・補償制度リーフ』を題材にミニ学習で内容を紹介し、「どんどん声を出して弁護士も活用し、基金の態度がおかしいならそれを正す対応や要請をしていきましょう」と訴えました。
各地からのとりくみ
とりくみ報告では「知的障害者施設で発症した頸肩腕障害の公務災害認定闘争で勝利した」(神奈川県職労連・中川真紀さん)、「アンケートで時間外労働時間数や職場の声をくみ取り、超勤実態調査結果や学習資料などをニュースで啓発した」(京都府職労連・竹村義明書記長)、また、滋賀県職・嶋林弘一書記長からは、2年前の当集会で報告された長時間労働是正へのとりくみ後の経過などが報告されました。
分科会・講座に分かれ学習・交流
2日目は「ハラスメント」「長時間労働」など4分科会と1講座に分かれ、学習・交流しました。
参加者からは、「ハラスメント対策における労働組合の役割は重要」「まずは自分の周りから変えていきたい」などの感想が寄せられ、今後の労働安全衛生活動活性化の種をまく集会となりました。
▲分科会で各地のとりくみを交流