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すすむ非正規公共56 あらゆるとりくみで委託を阻止

東京自治労連 東京公共一般豊島支部 学校開放管理員分会

▲団体交渉に臨む分会の仲間

豊島区では、小中学校の空き教室や校庭、体育館を個人や団体に開放し、生涯学習の振興、地域コミュニティの形成を目的とした学校開放事業を行なっており、各校に専属の臨時職員が配置されています。

豊島区は今年2月、学校開放管理事業をシルバー人材センターへ全面委託するとして、事業に従事している臨時職員54人全員に対して解雇通告を行ないました。

これを受け、組合未加入の職員を含む20人以上の職員が初めての団体交渉に参加。交渉後には、未加入だった職員のほぼ全員が組合へ加入し、その後2週間ほどで組合員を倍増させ、職場過半数を組織しました。団体交渉では、組合員全員の発言を重視し、一人ひとりから職務の重要性を語ると、当局が黙り込む場面もありました。

しかし、区当局の委託への姿勢が変わらず、分会では委託撤回を求める署名を作成し、学校開放事業を利用する団体や地域の有力者にも協力を依頼すると「事業を無くしてはならない」「直営でやるべき」と2カ月で3000筆を超える署名が集まりました。

また、委託の問題点を明らかにするビラを作成し、庁舎の内外で毎回1500枚を配布。区長や議会各会派への要請も行ない、区議会での質問に対し「納得を得てすすめたい」との区長答弁を引き出しました。

その後もストライキも構えて交渉を続け、4月には委託計画を阻止しました。今後は、一時金支給などの労働条件整備を求め、たたかいをすすめます。

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