住民の笑顔のために家庭ごみのふれあい収集 職員の思い、組合の要求書から実現
静岡・伊東市職労連
▲対面による回収は多くの市民に利用され大変好評です
静岡・伊東市で家庭ごみの搬出が困難な住民に、職員が直接自宅へ出向いて収集する「ふれあい収集」がスタートしました。きっかけは、「ごみの搬出で苦労している高齢者を何とかしたい」という職員の思いです。
伊東市の高齢化率は41%と高く、全国で広がっている福祉収集に「伊東市でこそ実現していく必要性がある」と相談を重ねるうち、職場でも議論し、伊東市職労連としても要求書を提出しました。
昨年の「自治労連現業全国学習交流集会」で聞いた全国の仲間のとりくみを参考にし、市長への直接交渉や団体交渉を経て「ふれあい収集」が7月に実現しました。
今後は、「青色防犯パトロール」の実施も準備しており、「自分たちの果たすべき役割が増え事業が拡大していけば、それを支える人員が必要になる。実態に合った人員増、事業にふさわしい職員確保のため賃金・労働条件の向上をめざす」と決意を語ります。