〔21〕仕事に、組合に、全力投球
2016年2月号 Vol.507
仕事に、組合に、全力投球
愛知・豊橋市職労 鈴木 良尚(よしひさ)さん
▲鈴木良尚さん
豊橋市役所に入職して6年目を迎える鈴木良尚さん。豊橋市職労の青年部で書記次長、愛知県本部青年部で副部長をつとめる、愛知の期待の星です。
職場は環境政策課で、リサイクルの啓発や生ごみ処理器の購入にかかる補助など、ごみの減量に関わる業務に携わっています。
鈴木さんは昨年6月に愛知県豊橋市で開催された、住民のための仕事とは何かを学び・語り合う「第4回青年自治研集会」で、現地実行委員長を務めました。
実行委員会は、動く分科会の担当として〝街歩き〟分科会を企画・運営。農業用水として市内を流れる牟呂(むろ)用水路上に建てられ、商店や住居が入る「水上ビル」を見学しました。
「市民の方との対話を通して、行政・まちづくりに住民の声を反映する大切さを実感できました。自分のなかで、豊橋市民のために働きたい、という思いがいっそう強いものに。住民目線で仕事ができているか、自分を客観的な目線で見直すきっかけになりました」と語ります。
鈴木さんは、豊橋市役所野球部のエースピッチャーでもあります。昨年の10月に岡山県で開催された「第27回自治労連全国軟式野球大会」に東海北信ブロック代表として出場。全国の強豪を相手に、味方のピッチャーとともに予選から決勝戦までの7試合をわずか3失点に抑え、前回大会に引き続いて見事優勝。全国2連覇を成し遂げました。
「うちのチームは守備の堅さがウリです。仲間がしっかり守ってくれるおかげで、安心してバッターへ投げ込めます。優勝できたのは、みんなの日頃の努力のおかげです」とチームメンバーへ厚い信頼を寄せます。
「ここ数年、若い選手が増えてきてチームに活気があります。今年も優勝旗を全国へ直接返しに行けるよう、まずは県、そして東海北信ブロックの大会を勝ち抜くために、チーム一丸となって練習にとりくんでいます」と3連覇に向けて余念がありません。
今の悩みは「仕事も組合も忙しく、投げ込む時間がなかなか無いことですね」と冗談交じりで語る鈴木さんですが、その元気な笑顔からは疲れをまったく感じさせません。
これからも仕事に、組合に、全力投球で愛知を盛り上げてくれることに期待大です。
▲第4回青年自治研集会
▲県本部野球大会で力投する鈴木さん