Collection33 伝統の技術が生み出す絶品の味 松江の銘菓
2017年3月号 Vol.520
日の出前
伝統の技術が生み出す絶品の味 松江の銘菓
島根松江市
▲緑茶でもコーヒーでもよく合います
島根県松江市は、京都市・石川県金沢市と並ぶ日本三大和菓子処。江戸時代、茶人として有名な七代目松江藩主・松平治郷(不昧公)により、茶の湯とともに和菓子文化も発達しました。
今回ご紹介するのは、昭和2(1927)年創業・三英堂の伝承銘菓「日の出前」です。昭和初期、陶芸家・河井寛次郎が、このお菓子の色合いから連想して命名したとのこと。
一見すると羊羹に見えますが、寒天は使用しておらず、松江独特の皮むき餡を何層にも重ねる「しののめづくり」といわれる伝統的な製造技術で作られています。
一口食べたら、甘すぎない、すっきりとした絶妙な味が口の中に広がります。つい二口三口。お茶でもコーヒーでも相性の良いお茶請けになり、みなさんにぜひお勧めです。
【まちコレメモ】
「日の出前」
三英堂本店 松江市寺町47/電話0852―31―0122/一本1512円
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(j.nakama@jichiroren.jp 件名に「まちコレ」を)