〔39〕 根室が大好き 信頼される職員めざして
2017年10月号 Vol.527
根室が大好き
信頼される職員めざして
北海道・根室市労連 久保田 満さん
▲「今年の大会で結果は振るわなかったけど、いい試合でした」と爽やかです
北海道最東端の根室市。太平洋とオホーツク海の豊かな水産資源に恵まれた国内有数の水産都市です。中でも秋の味覚の代表格「さんま」の水揚げは日本一。
「今年は不漁です。さんまが一番好きなんですが、地元でもほとんど食べられなかった」
久保田満さんは生まれも育ちも根室。「育ったところに恩返しをしたい」と話を聞けば聞くほど根室への思いが深いです。
久保田さんは3年前に、市労連の執行委員を務め、2年目からは書記次長として組合専従に。現在は職場に復帰。どの部署に配属されるのか不安だったと言います。「2年間の間で職場のITシステムが変わり、新入職員と同じ状態で、いろいろと教わっています。職場の仲間に本当に助けられています」と話します。
専従期間を振り返り、「執行委員を1年、いつの間にか書記次長に。『組合は職員を守る』と熱く語る先輩がきっかけで組合に入りました。専従期間はとにかく、すべての職員が入りやすい組合書記局をめざしてきました。組合を訪れた人がいれば、仕事の手を止め、話しかけたり、話を聞いたり、そういった一つひとつのやりとりを大事にしてきました。集団議論を通じて、さまざまな意見を大事にしながら結論を出すって、本当に難しい」と話します。
好きなスポーツはテニス。「いろんな経験をしたいと思って、さまざまなことに挑戦しましたが、テニスが一番好きになりました。最近はなかなか参加できていませんが、今年、ほぼぶっつけ本番で大会にでました。結果は振るわなかったのですが、いい試合ができました。今回の参加でまた、テニスへの思いが強くなりました。上達したい」と笑顔です。
入職してから15年目にして後輩と一緒に仕事をすることができたという久保田さん。「後輩のがんばる姿を見ると、モチベーションが上がりますよね。自分もがんばらないと、と感じます」
私生活も仕事も組合もテニスも「走り続けたい」と思いを語ります。「市民に信頼をされる職員をめざし、そうあり続けたいですね。子どもが2人います。良き父でありたいです。組合の前進は職員のためであり、そのことは市民のためにもなるはずです」と熱く語ってくれました。
▲「人手不足が深刻で実家の昆布干しを、トレーニングも兼ねて手伝います」
▲市役所で仕事をする久保田さん。「職場の仲間に助けられてます」