15冊目 命の限り、笑って生きたい
2019年4月号 Vol.545
15冊目
命の限り、笑って生きたい
瀬戸内寂聴・瀬尾まなほ 著
瀬戸内寂聴さんは1922年生まれで「憲法9条京都の会」の代表世話人の一人。戦争法反対の集会に車椅子でかけつけ、参加者を激励した姿が印象に残ります。「おかしいと思ったことは声に出して言わないとダメ。反対した人がいたということを歴史に残すことが大切」と言います。
「女性の選挙権もあり、職業選択の自由がある」時代に生まれ育った60歳以上年下の瀬尾秘書と「女が自分で自分の人生を考えて生きることができなかった」時代に青春をおくった瀬戸内さんとの対談は、信頼し合い、互いにリスペクトしながら、爆笑を交えてすすんでいくのです。
光文社
2018年11月発行
四六判 208ページ
価格:1,300円+税