〔58〕新米委員長 ただ今奮闘中
2019年6月号 Vol.547
新米委員長 ただ今奮闘中
佐賀・唐津市社会福祉協議会臨時職員労組 石﨑(いしざき) 望(のぞみ)さん
▲左から、渡部由紀子副委員長、石﨑さん、石井貴子書記長
唐津市社会福祉協議会保育園の準職員・臨時職員(保育士・調理員・看護師)で構成する唐津市社協臨時職員労組の保育士・石﨑望さんは、組合に加入して3年目。昨年の定期総会で執行委員長に選出され、慣れないなかでも組合員のために奮闘中です。
「保育士は、子どもたちを相手にする仕事であり神経を使います。でも楽しいし、やりがいがあります。子どもたちの成長を目の当たりにし、『せんせ~い』と抱きつかれると大変さも吹き飛びます。先輩の先生方は、仕事や自分の子育てのこと、組合の運営についてなども気軽に相談でき、とてもいい環境です」
唐津市社協には、保育園(10園)、分園(5園)があり、正規職員組合と協力して、唐津市の保育事業の一翼を担っています。ここ数年の保育士不足や待機児童問題があり、人件費など、国・県予算と唐津市予算が増額され、労働条件が格段に向上しました。組合では、月額給与の改善、昇給制度や通勤手当の新設など、組合員の要求をもとに交渉を積み重ね、前進を勝ち取っています。
石﨑さんは、今年の団体交渉の前日、佐賀自治労連で交渉のシミュレーションを行い、団体交渉に臨みました。「初めてなので怖かった~っ。でもみんなが助けてくれて、前向きな回答も出て、責任が果たせたように思います」とホッとした表情になりました。
自治労連共済の活動費などを活用して、春の恒例行事となった歓送迎会と自治労連共済の学習を目的に、4月に学習交流会を開催しました。共済プレゼントを活用して、組合員拡大と共済拡大をセットにした組織拡大方針の意思統一を図りました。学習の後は、おいしい料理・飲み物で懇談が弾みました。
石﨑さんは「学習会で自治労連共済の内容について詳しく知ることができました。安い掛金で十分な保障をしてもらえるので同じ職場の先生方に広めて、仲間を増やしていきたいと思います」「交流会では、他の職場の先生方と意見交換ができ、貴重な時間を過ごせました。委員長となりまだ日も浅く、わからないことが多いのですが、組合員の方々と協力して、より良い職場になるように活動していきたいと思います」と語りました。
休みの日には、友人と女子会ランチを楽しんだり、大好きなJポップを聴きながら2人の子どもの子育てをがんばっています。
▲4月の学習交流会に参加した仲間たち