〔60〕野球、ボランティア 真っすぐにやっています
2019年8月号 Vol.549
野球、ボランティア 真っすぐにやっています
静岡・島田市労連 福島(ふくしま) 陽生(あきお)さん
▲職場での福島さん
福島陽生さんは、建設課公園係に勤務しています。島田市内の公園施設の管理の仕事をしている土木の技術職員です。
全国で公園遊具の利用事故が起こり、関心が増しています。福島さんは、遊具を点検して、使用・不使用の判断をする責任を担っています。
全国大会出場めざす野球部のキャプテン
福島さんは市役所の野球部に所属し、キャプテンを務めています。6月下旬に行われた自治労連全国野球大会静岡県予選では見事優勝しました。8月下旬の東海大会での勝利にむけ、全国大会出場をめざしてチームを引っ張っています。
野球を始めたのは小学校5年生のときです。中学校、高校では野球部に所属。大学時代も野球サークルに入り、ずっと野球と付き合ってきました。守備は外野。俊足、強肩(本人は否定)が魅力です。東海大会は「勝ちに行きます」と頼もしいキャプテンです。
職員一人ひとりが危機意識を持って
福島さんが市役所に入庁する前年2011年3月11日に起こった東日本大震災。その年の5月には、当時住んでいた埼玉県から、岩手県の山田町、陸前高田市と相次いで瓦礫撤去のボランティアに参加しました。
昨年7月の西日本豪雨の際にも、自治労連の募ったボランティア支援活動に参加。広島県の坂町で、土砂が流入した家屋の床下から土砂を撤去する作業を行ってきました。
ボランティア活動に積極的にとりくんできたことについて「静岡県は大地震の被害が予想されています。自治体職員も担当の部署まかせでなく、一人ひとりが危機意識を持ってとりくむために、被災現場、被災者の気持ちを知ることが重要だと思います」と語ります。
市役所に入って1年目の7月から組合の執行委員を1年間務めました。「地域の民間労組の青年との交流や『自治体にはたらく女性の全国交流集会』に役員として参加したことも楽しかったことです」
仕事と野球、ボランティア活動で日焼けした顔に、素敵な笑顔が印象的なナイスガイです。
最後に「恋人募集中」とのこと。お問い合わせは島田市労連まで。
▲床下の土砂の撤去作業に従事する福島さん(左)
▲静岡県予選で優勝した島田市労連チーム(前列右・背番号10番が福島さん)