第44録 みなと横浜こんな街歩きはいかが?
2019年12月号 Vol.553
1泊2日、横浜観光2日目のお勧めプラン
みなと横浜こんな街歩きはいかが?
神奈川県横浜市・桜木町駅界隈
▲みなとみらい横浜周辺はいつも活気に満ちています
あなたがもし、数時間かけて1泊2日の横浜観光に来たとしてのお話。1日目は、元町を闊歩し、港の見える丘公園に上がり、洋館やさまざまなミュージアムを堪能。丘からおりて氷川丸に乗船、山下公園でまったり。夜はやはり「中華街」。こころ行くまで食べて、飲んで、楽しんじゃうでしょう。
さて翌朝。少し、遅く起きました。朝食のバイキングでお腹もいっぱいです。昨日、おみやげもたくさん買ったし、「今日は少し節約しようかな」というとき、半日楽しめる観光コースをご紹介します。
半日、無料で楽しめます
桜木町駅辺りのホテルから、まず向かうのは、たくさんある、何とかミュージアムではなく、海上保安資料館横浜館。無料で入れて説明ガイドさんもいます。2001年に起こった九州南西海域工作船事件で拿捕された不審船が展示されています。銃撃戦の弾痕が生々しく残り、錆びた船体が時の流れを感じさせます。当時の緊迫した状況をビデオ画像で見ることができます。
レンガ倉庫を横に見ながら、次に向かうのは、国指定重要文化財「帆船日本丸」。横浜みなと博物館内の展示で、乗船するには入館料が必要ですが、外からも迫力のある姿を見ることができます。
子どもも大人も時間を忘れるかわいさ
桜木町駅を抜けて、野毛の商店街を坂の上に向けて歩きます。横浜市中央図書館の前を過ぎ、野毛山公園の遊歩道を抜けると、野毛山動物園に到着です。1951年に開園、横浜市の中心にある身近な動物園として市民に親しまれています。モルモット、マウス、ニワトリなど、小さな動物たちに触れ合える「なかよし広場」が大人気です。数年前に来たときは自由に入れたのですが、今では整理券が配られ、30分おきに入れ替えがされるほどです。
子どもたちがマウスを抱え、ニワトリを追いかけて遊ぶ姿を見ているだけでも癒されます。
案内の女性職員に話を聞きました。「私も小さい頃に親に連れられよく来ていました。自分もここで働きたいと思い、今ここにいます」と、幼い頃の良い思い出が確実に受け継がれています。
帰り道、坂の途中の図書館のカフェでランチはいかがですか(有料)。
▲うさぎ、二十日ねずみ、モルモット、ニワトリなどたくさんの小動物がみんなを癒してくれます
▲「帆船日本丸」の勇姿
▲工作船が展示されている資料館
見聞録メモ
JR横浜線桜木町駅から海上保安資料館横浜館(月曜・年末年始休館)は徒歩17分、日本丸(年中外から見られます)は徒歩5分、動物園(月曜・年末年始休園)は徒歩15分