増勢と継承で強く 大きな自治労連へ
2020年国民春闘方針を確認 自治労連第60回中央委員会
▲(後列左から時計まわり)桜井眞吾自治労連中央執行委員長、道上香さん(三重・四日市市文化まちづくり財団職員労組委員長)、山北久子書記、古谷絹子副会長、冨田良子会長(いずれも新規加入の「かすみ会三重」)。バルーンアートを得意とする道上さんから伊勢エビが桜井委員長に贈られました
自治労連第60回中央委員会が1月24~25日に京都市内で行われ、31地方組織・15県事務所から傍聴などを含め224人が参加し、すべての労働者の賃上げや安倍9条改憲阻止など2020年国民春闘に向けた方針を確認しました。
中央委員会では2020年国民春闘方針などが提案され、2日間で32人が発言し、討論に参加。4月からの会計年度任用職員制度をめぐるたたかいを中心に各地で臨時・非常勤職員の待遇改善が報告されました。
岩手からは非正規職員の日額制提案に反対する仲間の声を当局にぶつけて撤回をさせ、フルもパートも月額制にさせた経験、愛知からは小学校給食調理員の民間委託問題で全国から支援の抗議FAXが集まり、当局から民間委託の撤回と正規職員(任期付き)の4月採用が提案されたと発言。
千葉からは台風被害の経験から12月に災害対応での自治体職場の現状と今後の課題を考える交流会を開催したことや、各地の中央委員からは青年部の再建や今年行われる「青年未来づくりプロジェクト(青プロ)」に向けた青年のとりくみなどが報告されました。
市民との共同を広げ春闘を勝利しよう
討論のまとめとして、各地での職場要求実現のとりくみを始め、病院統廃合、IRカジノ誘致、安倍政権や「維新」政治とのたたかいなどに触れながら、前田書記長は「20春闘で市民の共同、市民と野党の共同をさらに大きく確かなものにするため、自治労連は職場・地域から全力をあげてたたかおう」と春闘勝利を訴えました。
▲方針案を賛成多数で確認する中央委員
早朝・深夜の出退勤 交通災害共済がきっかけ
新規加入組合の紹介 かすみ会三重
四日市市にある公共施設「霞ヶ浦会館」のなかで競輪選手の食事の調理補助や清掃の仕事をしています。月1~2回の早朝出勤、ナイターがある時には真夜中の帰宅で交通事故の心配がありました。交通災害共済に入るため、40~80代の元気な女性19人で組合を結成いたしました。
多くの青年とつながろう 東京・多摩市職で青年部を結成
佐々木大志中央委員の発言から
3年前から東京自治労連青年部企画に参加するなかで、多摩市以外の青年との学習やレクリエーションを通じての交流・情報交換がとても大切だと思っていました。
昨年6月の「青年自治研集会in北九州」では関東甲越ブロック代表として企画からかかわりました。東京以外の自治体の現状を知り、新たな青年組合員と交流し、全国の自治体のことや組合でどんな活動をしているのかをもっと知りたいと思い、昨年8月に自治労連青年部常任委員になりました。全国や東京の仲間に出会えたからこそ知ったことがたくさんあります。東京や多摩市の活動を活発にしたい、組織拡大をめざしたい、多くの青年とつながりたいという思いから多摩市職青年部を立ち上げることとなり、準備会を経て、昨年11月1日に結成大会を開催しました。
関東甲越ブロックの「青プロ」は鬼怒川温泉で開催されることになりました。参加目標は250人です。多くの青年が交流し、新たな出会いがあればいいなと思います。ぜひ、青年への参加を呼びかけてください。