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〔64〕渓流での鮎釣り自然のなかで無心に

かがやきDAYS2020年新年号 Vol.554

渓流での鮎釣り自然のなかで無心に

奈良・大和郡山市清掃関連労組 保川(やすかわ)太志(たかし)さん

▲仕事と組合、趣味に大忙しです

奈良県の大和郡山市清掃関連労組の執行委員長、奈良自治労連の副執行委員長、近畿ブロック関連協議会議長の保川太志さん。多くの役割を担いながらも、毎年、保川さんは渓流釣りに出かけています。

釣りの師匠は職場の先輩

清掃職場で先輩に誘われ、26歳で始めたのがバス釣り。その流れで、渓流での鮎釣りも始め、シーズンの5月から10月頃には、釣りの師匠となった先輩と近畿圏内の川へ出かけています。

主に行くのが、和歌山県中北部を流れる有田川です。鮎を釣るためには各河川を管理する漁協の遊漁券(年券)を購入する必要があり、「道具を揃えメンテナンスすることと合わせると、お金がかかる趣味です」と保川さん。

鮎の縄張り行動を利用する「友釣り」という方法で、縄張りに入った囮の鮎に攻撃するために寄ってきた鮎を針にひっかけて釣り上げます。

渓流釣りの魅力は言葉にできない

忙しい日々を送りながら、「川に出ると自然のなかで無心になれ、釣りに集中できる時間と空間が何よりの魅力です。きっとこればっかりは、やってみないとわからないです」と保川さん。

釣った鮎は、必ずおいしくいただいています。食べ方は、あれこれ手を加えずいたってシンプル。「塩をふって焼くだけ。鮎はこれが一番おいしいです!」と語ります。

たくさん釣れたときは、職場や近所のみなさんへおすそわけもしているそうです。

仲間のつながりを大切にしていきたい

大和郡山市では、秋季年末闘争で保川さんの清掃職場も含め、会計年度任用職員制度のフルタイムを入れさせることができました。団体交渉や折衝などの場で、仕事と職場の実態を粘り強く当局に訴えた結果です。制度そのものの問題や、さまざまな課題があり、その解決のためのとりくみは今後も続いていきます。「釣りの仲間、職場の仲間、組合の仲間、近畿ブロックの仲間、いろいろな仲間のつながりが大事だと改めて感じています」

釣りの他にも、オセロ、将棋などのボードゲームも趣味として続けている保川さん。「なかなか対戦相手がおらず、もっぱらコンピューターが相手です。どなたか、お仲間になりませんか?」と呼びかけます。仲間のつながりをさらに広げるため、日々奮闘しています。

▲川面と竿先に集中する保川さん

▲釣った鮎を足元の道具に入れます