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Collection71 老舗の和菓子屋さんで餡とパンがコラボする

まちコレ2020年8月号 Vol.561

船場虎屋「アンワッサン」

老舗の和菓子屋さんで餡とパンがコラボする

大阪市中央区博労町(ばくろうまち)

▲(左)写真はこし餡。粒餡、白餡も。いずれも200円(税込)、(右)船場虎屋

大阪市の中心部、博労町に創業百年を超える和菓子屋「船場虎屋」があります。以前は近所に数件あった和菓子屋も今はここ1軒だけです。

戦後まもなく導入した旧式の餅つき機や石臼が今も現役で働き続けていて、他にも町工場で作ってもらった手作りの道具が多数。取材当日も神社の夏祭り神事で使われる鏡餅を作っているところでした。先代が突然亡くなり、お孫さんである今の店主が継ぐことになりましたが、和菓子について学ぶ間もなく、苦労されたそうです。

天然酵母のしっとり甘めのクロワッサンに自慢の餡をはさんだ「アンワッサン」は、先代のときからある商品ですが、当初は店主の自宅用だったものがお客さんの間で話題になり、陳列するようになったとか。味が変わってまで作りたくないという思いで保存料は不使用。おはぎも絶品です。

【まちコレメモ】
船場虎屋
大阪市中央区博労町3―3―16
06―6251―3936

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j.nakama@jichiroren.jp 件名に「まちコレ」を)