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すすむ非正規公共73 個別訪問で声かけ8割加入で組合結成

山口自治労連 さぽねっと労組

▲昨年12月3日に結成

NPO法人「市民活動さぽーとねっと」は、防府市を拠点に他のNPO支援や子育て世帯支援を行っており、2007年から防府市の留守家庭児童学級(学童保育)運営業務を受託しています。

昨年12月、職員が安心して働き続け、子どもたちが安心してすごせる留守家庭児童学級にしていくためには、「やはり労働組合が必要だ」と、さぽーとねっと留守家庭児童学級労組(以下、さぽねっと労組)を結成。これまで他の直営職場と同じ働き方でしたが、昨年4月から会計年度任用職員制度が始まり、直営の職場との働き方に違いが生じたことがきっかけです。

「昨年の小学校いっせい休校にともなって開設時間が延長となりましたが、現場の対応が遅れました。やっと落ち着いたころにNPO法人事務局に問い合わせても、何ら誠実な対応がされませんでした。また、忌引きや年休の時間単位の取得がないなどの労働条件も直営職場と異なったことから、清水の舞台から飛び降りる気持ちで組合結成を決意した」とさぽねっと労組の横田素子委員長は語ります。

直営職場の留守家庭児童学級労組や防府児童厚生員労組、防府市職労の協力を受けながら、組合結成大会前に職場などを個別に訪問。「一緒にがんばろう」と呼びかけると支援員の8割が組合に加入してくれました。

昨年12月17日にNPO事務局と初めて団体交渉を行い、年休の時間単位の取得をはじめ、就業規則の改善を勝ち取りました。これからも、要求実現にむけがんばります。

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