仲間と一緒に歩んでいこう すすむ新入職員の組合加入
▲岩倉市職の組合説明会。奥右から3人目が用松さん
全国で新しい仲間が増えています。自治労連青年部長の後藤健太郎さん(神奈川・三浦市職労)と書記長の用松(もちまつ)寛秋さん(愛知・岩倉市職)に新入職員の様子や2022年開催に向けてとりくんでいる「青年未来づくりプロジェクト(青プロ)」の内容や思いについて話を聞きました。
コロナ対応で職場も職員も奮闘中
用松 私は道路・公園などを管理する維持管理課で働いています。この間、新型コロナの影響などで市民窓口課は国民健康保険の減免手続きなどで大変です。税務課でも税金の猶予など、職場一丸で対応しています。今後のワクチン接種の手続きは職員総出です。また、組合として独自に地域支援活動にとりくみました。地域経済に少しでも貢献したいと市内で買い物や食事などをした際に組合からの補助を行いました。
後藤 私は三浦市立病院で作業療法士をしています。いま9年目です。医療従事者へのワクチン接種も始まり、先日私も接種したところです。通常、医療現場では私のような専門職はインターン(現場実習)を経てから入職するのですが、昨年から新入職員は実習なしで先輩とマンツーマンで対応しています。新入職員は楽しそうにしつつも「すごく疲れた~」と声が出ます。コロナ感染予防に入念な消毒や行動履歴の記録などをしていて、現場の緊張感で例年以上に大変だと思います。従来なら勤務後にご飯でも誘いたいのですが…。
うれしい組合への加入 新入職員の思い応えたい
用松 岩倉市職では3月24日に組合説明会を行い、後日、青年部長とともに職場へ新入職員を訪ねると、組合加入書を全員が書いてくれていて、うれしかったです。趣味や夢を書いてもらい、組合機関紙『あしたば』で紹介しました。少しでも横のつながりをつくってもらいたいです。
後藤 三浦市職労でも4月5日に市立病院で組合説明会を実施するとたくさんの職員が加入しました。昨年は「職場アンケート」を集めて、組合機関紙で共有することなどを試みました。青年・新入職員向けに会話のきっかけになるようクイズ形式の「三浦トリビア」と合わせてとりくみ、やりたいことを募集しました。今年はなんとか企画できればと思います。
用松 従来であれば、組合で春のいちご狩りなど季節ごとに交流や企画をしていました。
「青プロ」に参加してつながりつくろう
用松 7月10日にはWEBで「東海北信ブロック元気集会『あおぷろ』CONNECT~コロナとわたし~」と題して開催します。看護師・保健師・保育士・福祉課・地域住民からコロナ危機のなかでの体験や課題などを話してもらい、全体で意見交流する予定なので、たくさん参加してつながりをつくってほしいです。
後藤 関東甲越ブロックの「青プロ」企画は、6月6日に学習を中心とした集会(WEB)を行います。コロナ対応だけでなく、台風被害を受けた自治体の仲間からも経験を聞き学ぶ予定です。
いま、なかなか人とのコミュニケーションがとれず、休みの日も読書や近隣で過ごすだけなど、悶々とした日々を送っている青年も多いと思います。ぜひ、交流できる場としても「青プロ」に参加してもらいたいです。
▲愛知・岩倉市職 用松 寛秋さん
自治労連青年部書記長 「東海北信B・青プロ」副実行委員長
▲神奈川・三浦市職労 後藤健太郎さん
自治労連青年部長 「関東甲越B・青プロ」副実行委員長
▲感染に注意しながら実技講習する職員。後藤さんが講師を務めました
あなたも「自治労連青年未来づくりプロジェクト(青プロ)」へ
自治労連30周年事業として、青年同士のつながりを深める「青年未来づくりプロジェクト(青プロ)」が行われます。コロナ感染症拡大のもとで開催延期を余儀なくされましたが、各地で準備してきた青年たちの、「実行したい」という思いを受け止め、2022年の「青プロ」開催に向けて流れを途切れさせないよう今年度も各ブロック企画が準備されています。北海道・東北や近畿ブロックではコロナ危機における自治体労働者の苦悩や奮闘から、民主的自治体労働者論を考えるテーマを位置づけ、四国ブロックでは感染対策を万全にリアルの交流を企画。九州ブロックは学習会やLINEを使ったグループ会議。中国ブロックも企画の検討に入っています。